みなさんこんにちは。
先週末は再び気温が下がり、寒さが戻ってきました。
暖かさを感じる気候になったり、突然厳しい寒さになったり、気温の変化が激しいです。
暖かい気候の春が待ち遠しいですね。
今回は、栄養釜飯(영양솥밥/ヨンヤンソッパッ)をご紹介します。
ヨンヤン(영양)は栄養、ソッパッ(솥밥)は釜飯のことです。
釜飯は、トルソッパッ(돌솥밥)とも呼ばれています。
トルソッは、石鍋の意味です。
日本でも人気のある石焼ビビンバは、トルソッビビンパッ(돌솥비빔밥)と呼ばれています。
栄養釜飯は、ご飯と一緒に健康的なさまざまな食材が入っています。
お店によって食材は異なりますが、豆、ナツメ、栗、銀杏、高麗人参、キノコなどが入っています。
色とりどりで、見た目にもとっても健康的なご飯です。
注文を受けてからご飯を炊くので、時間がかかります。
石鍋で炊いたご飯は、とってもふっくらとしていておいしいです。
いろいろな食材の味や食感が楽しめます。
栄養満点のご飯ですね。
この釜飯は、そのまま食べるだけではありません。
熱々の炊き立てご飯がテーブルに運ばれてきたら、ご飯を別の器に移します。
その後、石鍋にお湯を入れて、再び蓋をします。
余熱でお湯がブクブクしてきます。
こうすることで、ヌルンジ(누룽지)ができます。
ヌルンジは、ご飯のおこげのことです。
まだ熱の残っている石鍋に、お湯を加えると、きれいにおこげがとれます。
おこげにお湯を加えたものもヌルンジと呼ばれています。
お湯でふやけたご飯が、お粥のようになって、食べやすくなります。
このおこげの香ばしい素朴な味が好まれています。
食後に食べると、口の中がさっぱりします。
おこげは、石鍋でご飯を炊く魅力の一つでもあります。
そのままのおこげを食べてもおいしいですが、お湯を加えたヌルンジもとってもおいしいです。
お店ではさまざまなおかずがセットになっている、栄養釜飯定食などもあります。
ご飯がメインですが、テンジャンチゲなどの汁物や、肉、魚、野菜などのおかずが付いています。