みなさんこんにちは
ソウルは秋晴れのお天気が続いています。
先週末から今週にかけては公休日が続きました。
韓国は日本に比べて公休日が少ないこともあり、連休中には家族や親戚と集まって過ごす人、旅行に出かける人などが多いです。
秋の行楽シーズンを迎え、各地ではさまざまなイベントが行われ盛り上がっています。
芸術に触れたり、秋の味覚を味わったり、秋ならではの過ごし方を楽しんでいます。
今回は、ソウル市庁をご紹介します。
2008年から2012年までの長期間に渡って工事が行なわれたソウル市庁も、今年の夏前ごろから工事の覆いが取り外され、外観が見えるようになりました。
手前にある旧庁舎は日本強占期に建てられ、撤去されることも検討されていましたが、歴史的な建造物として残されることになりました。
そして、後方にある建物が新市庁舎となります。
ウェーブを描くような独特なデザインとなっています。
工事中の覆いに包まれていた時とは広場からの景色や雰囲気も変わりました。
ソウル市庁前ソウル広場では、季節ごとにさまざまなイベントが行われたり、冬にはアイススケートリンクが登場します。
1年を通して各地から多くの人々が集まる場所となっています。
最近ではソウル新市庁舎の1階エントランス部分に、一般の人々も入れるようになりました。
ソウル広場や周辺の地域では、さまざまなイベントが行われていますが、新市庁舎内のお手洗いの利用が可能になりました。
イベントの際には仮設トイレを利用することもあったため、とっても便利です。
もちろん新市庁舎の最先端の施設や設計などに興味を持って訪れる人々も多いです。
市庁で働く人々だけではなく市民に開かれた施設となっています。
入口を入ると、壁一面に敷き詰められた緑に驚きます。ここが屋内空間であるとは思えないほどです。
壁一面がガラスパネルに覆われているため、心地よい太陽の光が降り注いでいます。
植物や太陽の自然エネルギーを利用した省エネ対策による設計となっています。
エントランスは吹き抜けになっていて、訪れた人々からは歓声が上がり、天井を見上げる人や写真を撮る人々が多いです。
エントランスにはインフォメーションや休憩スペースなどがあります。
建物の中で緑に包まれる不思議な空間となっています。
壁一面の約1,600㎡の“Green Wall”は、夏の室温を低減させる効果や、空気清浄の効果を図っています。
建物のいたるところに、省エネ対策による構造が見られます。
エントランスには、新市庁舎の設計やモニュメントなどの解説案内がありました。
旧市庁舎は、図書館としてオープンする予定です。
窓から中を覗いてみると、すでにたくさんの本棚や閲覧席が並んでいるのが分かります。
新市庁舎でもまだ一部の工事が行なわれていますが、建物を囲む周囲の歩道などもだいぶ整備されてきました。
市庁の地下通路からは地下鉄駅にも接続されるようになります。
新旧の建物が共存する、ソウル市庁は今後ますます注目を集めそうですね。
ソウルを代表するランドマークにもなりそうです。
韓国旅行へお越しの際は、ソウル市庁やソウル広場に行ってみてください。