みなさんこんにちは
今週もソウルは梅雨や台風の影響によってお天気が崩れ、薄暗い曇り空が広がっていました。
突然雨が降り出すことも多く、折りたたみ傘が手放せません。
今回は梧桐島(오동도/オドンド)をご紹介します。
全羅南道(전라남도/チョルラナムド)麗水(여수/ヨス)市に位置しています。
閑麗海上国立公園(한려해산국립공원/ハンリョヘサンクンニッコンウォン)内にあり、 面積は約127,000㎡の島で、麗水の見所の一つとなっています。
閑麗海上国立公園は、全羅南道の麗水市から慶尚南道統営市閑山島の間の閑麗水道と南海島、巨済島など南部海湾の一部を合わせた国立公園です。
1968年に韓国で初めて海上の国立公園として指定されました。 この地域はリアス式海岸になり、大小さまざまな島が点在してしています。
美しい海岸線と、島々がつくりだす絶景を見ることができます。
梧桐島は島全体に3,000株余りの椿の木があり、椿の花でも有名な島です。
この梧桐島の自生椿は、10月頃から咲き始めて翌年の4月頃までの長い期間で花の開花が見られるといわれています。
恋人たちのデートスポットとしても人気があり“恋人たちの島”“愛の島”とも呼ばれているそうです。
2012年5月12日から8月12日まで開催されている、麗水国際博覧会のメイン会場からも歩いて行くことができます。 博覧会の開催によって、多くの外国人観光客も梧桐島の観光に訪れ、注目を集めています。
島全体が公園のようになっていて、散策道がめぐっています。
古くは桐が多く茂っていて、島の形が桐の葉に似ていることから梧桐島と呼ばれるようになったといわれています。
現在は、島内に椿の木だけではなく、190種類以上の希少樹木によって森が形成されています。
島に残る豊かな自然に触れることができます。
島には、本土から768m続く防波堤道を歩いて渡ることができます。。
心地よい潮風にあたりながら、散策するのもいいですね。
また防波堤道を走る観光用の椿列車が運行していたり、島の周辺を海の上から見学する遊覧船やモーターボートもあります。
梧桐島の対岸には、博覧会の会場が一望できます。博覧会の規模の大きさが一目で分かります。
島には海沿いの素晴らしい景色だけではなく、25mの高さがある灯台、展望台、音楽噴水などの見所もあります。
音楽噴水は、高さ30mまで吹き上がり、さまざまな角度で噴水が演出されています
亀甲船の模型も展示されています。朝鮮の将軍である李舜臣が日本軍との戦いで勝利に導いた突撃船です。
麗水周辺には、李舜臣の功績を称えるさまざまな展示が行なわれています。
島の一角には海産物や記念品を売るお店もあります。
新鮮な地元の海産物を、海の景色を見ながら食べることができます。
多くの人々が海産物を食べに訪れ、賑わっていました。
麗水万博の一環として、梧桐島に続く防波堤道 には“沿岸漁業体験場・藻場”の施設があります。
韓国の沿岸漁場の歴史や新たな取り組みに触れることができます。
間近に養殖場を見学したり、海洋生物に実際に触れることができ、さまざまな角度から漁業に関する展示が行なわれています。
人工的に海藻類によって海の森を造成する移動式の藻場施設では、汚染物質を吸着して取り除くという機能を観察することができます。
梧桐島では、麗水の素晴らしい景色を眺めるだけではなく、沿岸地域で生活する人々の暮らしや漁業に触れることができます。
韓国旅行へお越しの際は、大自然の美しい景色が広がる地方の観光もお楽しみください。