みなさんこんにちは
ソウルは気温の変化が激しい気候となっています。
氷点下気温の厳しい寒さが続いていたかと思えば、気温が上がり暖かさが感じられる気候になることもあります。
韓国旅行へお越しの際は、手袋、マフラーなどの防寒対策がまだまだ欠かせません。
今回は守門将交代儀式をご紹介します。
守門将交代儀式は、朝鮮時代に王宮施設の門の開閉や警備を担当していた守門軍の交代儀式を再現した行事です。
守門軍は、国家の中心である国王と王室を護衛し、国の安定に貢献したといわれています。
こちらは朝鮮時代の正宮であった景福宮の正門である光化門で行なわれている守門将交代儀式の様子です。
この行事は、景福宮の休館日や雨天時以外の決まった時間に門の前で行なわれています。
景福宮内の見学と合わせて、この行事も人気を集めています。
開始時間になると放送が流れ、門の前にはたくさんの観覧客が集まります。
儀式は、守門将制度が整えられた朝鮮前期の儀式を専門家たちの考証によって再現しています。
門の中央には守門将と呼ばれる宮城門守護責任者がいます。
その横には、甲士と呼ばれる宮城門の護衛、旗手と呼ばれる宮城門の兵士がいます。
交代儀式の開始を知らせる太鼓の音が聞こえると、交代する守門軍が入場します。
儀式の際には、行進の信号を送る吹打隊も登場します。
当直していた守門将と交代する守門将が、軍礼と身分確認を行ないます。
そして守門将の号令によって決まった位置に並びます。
青い服を着ている従事官は、守門将の補佐と出門部の管理を行っています。
最後には、守門将によって服装の乱れがないかも確認されていました。
両軍が向かい合って整列し、任務が交代されます。
全ての儀式が終了すると当直していた守門軍が退場します。
守門軍の中でも、それぞれの兵士が役割を持っています。
それぞれに違った服装や装飾品、武器なども興味深いです。
再現行事を見学することによって、当時の歴史や文化をより深めることができます。
行事では、韓国語はもちろん、英語、日本語、中国語での放送案内も行なわれています。
行事が終わると訪れた観覧客は、守門軍と一緒に記念写真を撮影しています。
写真撮影をする際には、服等を触ったり話しかけたりしないように注意してください。
韓国旅行へお越しの際は、当時の様子が分かる再現行事も見学してみてください。