みなさんこんにちは。

氷点下の気温が続き、朝起きて外を見ると、地面にうっすら雪が残っていることがあります。
暖かい春が待ち遠しいです。

今回は、家庭料理の韓定食をご紹介します。
劇場の街として知られる大学路にあるトブロハムゲ（더불어함께）というお店です。

いろいろな種類の韓国料理が一つのテーブルに並ぶ韓定食には、
伝統的な宮廷料理や家庭料理を中心としたもの、地域ごとの特産物を使ったものなど、おかずの内容も幅広いです。

トブロハムゲでは、野菜や山菜を使った家庭料理を中心にしたおかずが並びます。
テレビや雑誌などの取材も受けている有名なお店です。

お店の名前となっているトブロハムゲは、“共に一緒に”という意味があります。
レストランや食堂の雰囲気はなく、まるで誰かの家にお邪魔しているかのようです。

テーブルの上には、隙間がなくなるほどにたくさんの種類のおかずが並びます。
色とりどりのおかずは目でも楽しめます。
小さな小鉢に家庭料理のおかずが少しずつ盛り付けられています。

どれもご飯に合うとってもおいしいおかずです。
季節によっておかずの内容な多少変わりますが、２０種類以上のおかずが並びます。
一つ一つのおかずが手間隙をかけて作られているのがよくわかります。
素材の味が生かされた料理の数々です。

おかずの他には、テンジャンチゲと石鍋に入ったご飯が付いてきます。
もち米や黒米が加わったご飯の上には、ナツメ、栗、豆、銀杏、キノコなどの食材も入っています。
栄養満点ですね。

ご飯が運ばれてきたら、まず別の器に移します。
そして石鍋が熱々のうちにお湯を注ぎ、ヌルンジをつくります。

ヌルンジはおこげのことですが、おこげにお湯を注いで、お粥のようになったものもヌルンジと呼んだりしています。
おこげの香ばしさがとってもおいしく、食事の後に食べると、口の中がサッパリとします。

お店の中には、韓国の伝統工芸品や陶磁器、甕、果実酒などの大きな容器がたくさん並んでいます。
この自家製の果実酒を飲むこともできます。

野菜や山菜を使ったさまざまなおかずを食べて、体の中から綺麗になれるような気がします。

韓国旅行へお越しの際は、韓定食で一度にいろいろな種類の韓国料理を楽しんでみてください。