みなさんこんにちは
ソウルでも毎日30度を超える気温が続き、蒸し暑い気候となっています。
今回は伝統家屋が立ち並ぶ北村をご紹介します。
朝鮮時代の王宮である景福宮と離宮である昌徳宮の間に位置する北村には、
900件余りの伝統家屋が密集して立ち並んでいます。
朝鮮時代の官僚や支配機構を担った身分階級の人々が住んでいた地域として知られています。
ソウルの中心部とは思えないほど、古くからの街並みが残され、
歴史や伝統文化、風習が強く感じられる場所となっています。
北村は、ソウルを代表する名所の一つとして、世界各国から多くの人々が訪れています。
景福宮の背後に聳える北岳山の山並みに家々が立ち並んでいるため、坂道が多いのも特徴です。
この斜面によって、伝統家屋が立ち並ぶ様子がよく分かり、より一層美しい景観をつくりだしています。
この場所は、ソウルの名所ともなっていますが、人々が暮らす住宅地でもあるため、
「静かに見学するように」という案内看板が所々設置されています。
坂の上からは、ソウル中心部の高層ビルや南山のNソウルタワーも見渡せます。
対照的な古い街並みと新しい街並みが同時に見渡せ、時の流れが感じられます。
北村の地域は、複雑に道が分かれ、路地裏にも美しい景観が続いています。
一つ一つの伝統家屋の建築様式やデザインを比べてみるのも楽しいです。
雨どいの水が流れる部分が、鳥の形になっていたり、瓦やレンガ、
石などで模様が描かれていたり、いろいろな発見があります。
時代劇にも出てきそうな荘厳な門構えも見られます。
こちらは、北村8景の中にも選ばれた瓦屋根が続く景観が見渡せる高台です。
伝統家屋の建物が密集して立ち並ぶ様子がよく分かります。
伝統家屋を保存することの重要性も感じられます。
季節ごとにそれぞれ違った趣も感じられます。
瓦屋根の上に色鮮やかな花が咲いていたり、軒先や路地裏で育てられている野菜なども見られました。
伝統家屋の中には、伝統工芸の工房や伝統文化体験施設などもあり、内部の様子を見学することもできます。
北村では、伝統家屋の街並みの中に、歴史や伝統文化を大切に守りながら生活する人々の様子が感じられます。
ソウルツアーでは、北村のご見学を含めたツアーをご案内しております。
*ソウル市内歴史(守門将交代儀式)+北村8景+ソウル歴史博物館1日観光ツアー
*韓国2大世界文化遺産(昌徳宮+宗廟)+北村韓屋村(北村8景)ツアー