みなさんこんにちは
韓国は先週の日曜日が旧正月でした。
お正月を合わせた3日間が毎年お正月連休となります。
ソウルは先週末から再び氷点下気温が続き、厳しい寒さのお正月となりました。
今回はお正月が週末と重なり連休が短かったこともあり、
田舎に帰ったり、遠出はしないという人も多かったようです。
お正月連休中には休業するお店や施設も多いですが、一方でお正月ならではのイベントも開催されています。
今回は各地で開催されたお正月イベントの様子をご紹介します。
お正月には特に古くから伝わる行事や風習があり、子供たちにも伝統文化を伝えるよい機会となっています。
韓国でもお正月には“ソルビム(설빔)”という晴れ着を着る習慣があります。
各地で韓国の伝統衣装である韓服を着た子供たちの姿もありました。
朝鮮王朝の正宮である景福宮の敷地内に位置する国立民俗博物館では、
伝統芸能の公演や伝統文化体験など、さまざまな催しが行われました。
ソウルの代表的な観光スポットということもあり、多くの外国人観光客も訪れています。
子供から大人、そして外国人観光客も、さまざまな体験プログラムに参加することができます。
国立民俗博物館前の庭が会場となり、たくさんのブースが設置されています。
韓国伝統衣装の試着体験、世界各国の伝統楽器演奏体験、伝統凧作り、年賀状作り、福袋作りなど、
実際に体験しながら伝統文化に触れることができます。
韓国の凧は“ヨン(연)”と呼ばれ、博物館の庭ではたくさんの子供たちが自分で作った凧で凧揚げをしていました。
国立民俗博物館では、今年の干支である巳に関連した特別展も2月25日まで開催されています。
伝統芸能の公演や伝統遊び大会など、決まったスケジュールによって行われるものもあります。
中でもお餅つき体験は大変盛り上がっていました。
伝統的な飲み物や伝統菓子の展示、試食も行われています。
こちらは都会の中心を流れる清渓川です。
清渓川の出発点となる清渓広場には、伝統遊びの体験コーナーが設置されていました。
4本の棒を投げてすごろくのようコマを進める“ユンノリ(윷놀이)”、
羽の付いたおもちゃを蹴り続ける“チェギチャギ(제기차기)”、
シーソーのように板の両端に乗って遊ぶ“ノルティギ(널뛰기)”、壺の中に矢を投げ入れる“トゥホ(투호)”、
めんこ遊びの“タッチチギ(딱지치기)”など、さまざまな遊びがあります。
家族一緒に伝統遊びを楽しむ姿や外国人観光客が伝統遊びにチャレンジする姿がありました。
江北区に位置する北ソウル夢の森でも伝統遊び体験が行われていました。
公園内にある登録文化財に指定された昌寧尉宮斎舎の庭が会場となっています。
子供たちだけではなく地元のお年寄りも一緒に伝統遊びを楽しんでいました。
広大な敷地の公園には、たくさんの雪も残り、ソリ滑りを楽しむ家族連れの姿もありました。
今回のお正月連休は短く、遠出をするには大変という声も聞こえてきましたが、
ソウルの都会でもさまざまなお正月イベントが開催され、多くの人々で盛り上がっていました。
外国人観光客にはお正月ならではの韓国の伝統文化や風習に触れる、貴重な機会ですね。
韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに開催されるイベントもチェックしてみてください。