韓国のペペロデー

発行日

2012年11月9日

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みなさんこんにちは

今週は雨が降ったり止んだりと不安定なお天気が続きました。
晴れ間の続いた秋の気候から、冬に向けて気候が変わりつつあります。
寒さもより一層感じられるようになってきました。

今回は“ペペロデー（빼빼로데이）”をご紹介します。
韓国では毎年１１月１１日がペペロデーとして知られています。

ペペロは、韓国ロッテが販売しているスナック菓子の名前です。
日本のポッキーに似た細長い棒状のお菓子です。
この細長いお菓子が、数字の「1」に似ていることから、
「1」が重なるこの日にペペロを交換し合うという習慣があります。

この習慣は、プサンの女子中高生たちが“背が伸びて痩せてきれいになろう”という意味で交換し合ったことが始まりなどと伝えられています。
今では友達同士はもちろん、恋人同士や会社の同僚と交換し合う人々の姿が見られます。
「愛の告白」「感謝の気持ち」など、いろいろな気持ちが込められています。

今ではペペロデーも、バレンタインデーやホワイトデーと同じぐらい大きなイベントとなっています。

この時期になるとバレンタインデーやホワイトデーと同じように、
スーパーマーケットやコンビニエンスストアには特設コーナーが設けられ、ペペロデーの商品が数多く並べられます。
また、街中のカフェやパン屋さんなどでもペペロデー向けの期間限定商品が販売されたりします。

製菓会社にとってもバレンタインデーやホワイトデーに次ぐ書き入れ時となります。
スーパーマーケットではお菓子のセールなども同時に行われたりしています。
ペペロにもいろいろな種類がありますが、特大サイズのペペロの箱もこの時期ならではの商品です。
また自分で細長いお菓子にデコレーションをする、お菓子作りの材料なども売られています。

韓国のペペロデーならではのプレゼントの一つが、たくさんのペペロの箱を組み合わせて、ハート型、花型、星型などを作ったものです。
ペペロの箱は種類によって色分けされているので、いろいろなデザインで組み立てられています。
すでに組み立てられたものを買い求める人だけではなく、気持ちを込めて自分で組み立ててプレゼントする人も多いようです。
大型スーパーマーケットではペペロの事前予約や、ラッピングサービスなども行われています。
韓国人の情熱が感じられるインパクトあるプレゼントです。

ペペロデーの直前には、コンビニエンスストアの外にも商品が並んだり、
人々が多く行き交う駅前などには露店も出るほどです。
ペペロデーのプレゼントは、ペペロの商品に限らず、同じように細長いお菓子や、パッケージを細長く整えているもの、
ペペロの形をしたぬいぐるみまで、多様な商品があることに驚きます。
花かごに入ったお菓子セットも韓国ならではです。
男性から女性へは、お花もプレゼントされているようです。