みなさんこんにちは

あっという間に12月に突入しました。
街中の各地でクリスマスイルミネーションが見られるようになってきました。
クリスマスや年末ムードも高まっています。

今回は南浦洞(남포동/ナンポドン)周辺をご紹介します。
南浦洞は釜山を代表する繁華街となっています。
新鮮で豊富な海産物が並ぶチャガルチ市場も近くにあります。

地元の韓国人だけではなく、多くの外国人観光客も訪れ賑わっています。

この地域には、BIFF広場や国際市場、光復路、龍頭山公園にある釜山タワーなどの見所も多いです。
また屋台や露店も数多く立ち並んでいます。
ショッピングだけではなく、地元ならではの屋台グルメを楽しむ人々の姿もあります。
屋台の食べ物はお店の中で食べるのとは一味違うおいしさがあります。

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BIFF広場は、釜山国際映画祭(Busan International Film Festival)の頭文字から名づけられた広場です。 2011年に英語の正式名称が変わる前は、PIFF(Pusan International Film Festival)広場と呼ばれていました。
BIFF広場には劇場が集まり、映画祭が開催される時には会場の一つともなります。
劇場だけではなく、劇場前の通り沿いにはたくさんの屋台が並び、多くの人々で賑わっています。
映画を見ながらポップコーンを食べるのは定番ですが、韓国の劇場近くにはイカや魚の乾物類を売る屋台もあります。

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BIFF広場には名物屋台がたくさんありますが、特に長い行列ができているのがホットクの屋台です。
ここで売られているホットクは“シアッホットク(씨앗호떡)”と呼ばれるものです。
シアッは“種”のことです。
焼きたてのホットクの一部をハサミで切り、ひまわりの種やかぼちゃの種、ピーナッツなどがたくさん入っています。
たくさんの油を使って焼かれているので、外はカリカリ中はモチモチの独特の食感と種やナッツの香ばしさがあります。

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国際市場(국제시장/クッチェシジャン)は、朝鮮戦争の後に避難民たちが商売を始めるようになり、後に市場が形成されたといわれています。
衣類、靴、生活雑貨、家電製品、韓国のお土産品など、いろいろなお店が立ち並んでいます。
通りや区間によっても取り扱う商品が分かれています。
国際市場には「売ってないものはない」ともいわれるほどの品揃えです。
路地の一角には、古着屋さんが立ち並ぶ通りもあり、オシャレな若者たちがたくさん訪れていました。
韓国市場ならではの活気に溢れています。

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国際市場近くの通りにもたくさんの屋台が並んでいます。
湯気が上がるおでんのお店には、たくさんの人が集まっています。
釜山のおでんにはいろいろな種類があり、練り物だけではなく、韓国のお餅のおでんもありました。
パッチュッ(팥죽)と呼ばれるお汁粉の屋台が並ぶ一角もあります。
小さな器にパッチュッとインジョルミ(인절미)と呼ばれるきな粉餅が入っています。

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人気ブランドショップやカフェが立ち並ぶ光復路(광복로/クァンボッロ)には、クリスマスツリーやイルミネーションが飾られていました。
ショッピングの中心地として多くの若者が訪れています。
通り沿いには、さまざまな彫刻作品や歴史案内、花壇などが設置され、文化通りともなっています。
光復路には、釜山タワーが立つ龍頭山公園へ続くエスカレーターがあったり、近くにはロッテ百貨店もあります。

南浦洞の繁華街では、映画やショッピング、屋台グルメなど、いろいろな楽しみ方ができます。
韓国第二の都市といわれる釜山ならではの見所をめぐると、首都ソウルとは違った文化が感じられます。

韓国旅行へお越しの際は、ソウルだけではなく各地の都市や地方にも行ってみてください。