みなさんこんにちは
今日から2月です。つい最近2013年を迎えたと思っていたら、すでに1ヶ月が過ぎました。
今週のソウルは日中の気温が5度を超える日も多く、寒さが和らぎました。
急に寒くなったり、暖かさが感じられたり、気候の変化が激しいです。
今回は、ソウル歴史博物館(서울역사박물관/ソウルヨクサパンムルグァン)をご紹介します。
光化門広場の近くに位置しています。
ソウルの歴史や伝統文化を紹介する博物館として、小さな子供たちや学生たちも多く見学に訪れています。
館内は先史時代から現代に至るまでのソウルの歴史について、さまざまな角度から展示が行われています。
日本語を含めた外国語の案内などもあり、外国人観光客も訪れています。
博物館建物周辺では、昔の路面電車など、さまざまな野外展示物も見学できます。
そして館内では、常設展示と特別展示が行われています。
こちらは「朝鮮時代のソウル」の常設展示室です。
朝鮮建国によって都が漢陽に定められてから開港以前までについての展示が行われています。
当時の都の地図、城郭、伝統衣装、人々の生活などに関するさまざまな資料が展示されています。
国家の中心となる“六曹通り”や朝鮮第一の繁華街である“雲從街(ウンジョンガ)”が再現されています。
六曹通りは、景福宮の光化門から続く通りで、現在は光化門広場のある通りとしても広く知られています。
当時、通りの両側には6つの官庁が配置され、王はもちろん官僚や商人たちが行き交った都の中心通りです。
雲從街は、現在の鍾路周辺にあたる通りです。“普信閣”の名で呼ばれる鐘閣の姿も見られます。
伝統家屋の一つ一つや人々が詳細に再現され、見ごたえのある展示物となっています。
過去と現在を比較しながら通りを歩いてみるのもいいですね。
朝鮮時代の商店の様子、朝鮮時代に発明された水時計“自撃漏”の構造説明、
政府に納めた税金を海や川から輸送する様子など、リアリティーある再現展示も行われています。
ソウルでは当時どのようなことが行われ、どのような生活があったのか、より深く触れることができます。
一定の期間で展示が行われる特別展示室は、さまざまなテーマが設定されています。
2012年12月14日から2013年2月28日まで「地図の国 朝鮮」の展示が行われています。
地理学者の李燦(イ・チャン)と美術学者の許英桓(ホ・ヨンファン)が寄贈した地図が展示されています。
地図から、韓国全体やソウルの歴史に触れることができます。
古い地図に関心のある方には特にお勧めの展示内容です。
ソウル歴史博物館は、模型や映像、体験などを通した展示も多く、幅広い世代の人々が気軽に見学できる施設です。
ソウルを観光する前に、現在までのソウルの歴史に触れてみると、より違った視点で観光が楽しめるのではないでしょうか。
韓国旅行へお越しの際は、貴重な資料が展示されている博物館にも行ってみてください。