ソウルのカウントダウンスポット・普信閣

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謹賀新年

みなさんこんにちは。

いよいよ2012年が幕を明けました。
今年もソウルツアーをどうぞよろしくお願い申し上げます。

大晦日、そして昨日の1月1日もソウルは厳しい寒さとなりました。
振替休日のない韓国では、会社員たちも今日から通常通りの生活を送っている人がほとんどです。
年は変わりましたが、まだお正月らしい雰囲気はありません。

今回は、普信閣(보신각/ボシンガッ)をご紹介します。

韓国の年末年始にニュース番組などで必ず登場するのが、この普信閣です。
地下鉄1号線・鐘閣(종각/チョンガク)駅の出口を出ると、交差点の一角に大きな鐘を見ることができます。
高層ビルが立ち並び、賑やかな街並みの中に、韓国の伝統的な建築様式を用いた普信閣があります。

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この普信閣で12月31日には、「除夜の鐘」がつかれます。
祝賀公演や各種のイベントも行われ、毎年各地から多くの人が集まります。

除夜の鐘は、前年に活躍した著名人が選ばれて、33回鐘がつかれます。

地下鉄も運行時間が延長されますが、大変な混雑となるため除夜の鐘がつかれる時間帯には、
鐘閣駅には電車が停まらずに通過します。

新年を迎えるカウントダウンが行なわれ、新しい年を迎えると、
普信閣周辺では観覧客が手持ち花火を打ち上げたり、大変な賑わいとなります。

テレビの生中継でもその様子を見ることができます。

この日は、周辺のレストランやカフェも予約によって満席となります。

普信閣の鐘は、朝鮮時代には時間を知らせる役目をしていました。
鐘をつく回数によって門を開閉して、都への出入りが規制されていました。
何度かの火災にも合い、1468年に再び造られましたが、
現在は保存のために、国立中央博物館に展示されています。
現在の普信閣にある鐘は、1985年に国民からの寄付によって集められたお金で造られたものです。

夜にはライトアップされ、昼間とは違った姿を見せています。

現在毎週火曜日の正午には、外国人を対象とした鐘つき行事が行われています。
通常は出入りが禁止されているため、普信閣の中に入ることはできません。
鐘つき行事は、間近に鐘を見れるよい機会です。
鐘つき行事に参加する場合は、パスポートを持参して下さい。
この行事には、徳寿宮で行なわれている守門将交代儀式の守門軍が時間になると普信閣まで移動してきます。
当時の様子を再現した守門軍の姿も見所の一つです。

韓国旅行へお越しの方は、各季節ごとに行なわれるイベントもチェックしてみてください。