みなさんこんにちは。
先週末から今週の月曜日にかけては、気温が上がり、日中には暖かさが感じられました。
しかしながら、再び気温が下がり、厳しい寒さが戻ってきました。
暖かい春が待ち遠しいですね。
今回は、南山コル韓屋マウル(남산골한옥마을)で行なわれたデボルム(대보름)の行事をご紹介します。
Nソウルタワーでも有名な南山の麓に位置する南山コル韓屋マウルは、
各地に点在していた韓国の伝統家屋を移築・復元して、一般に公開している施設です。
周辺は広大な公園として、市民の憩いの場にもなっています。
この南山コル韓屋マウルでは、季節ごとにさまざまな伝統行事が行われています。
デボルムは、新しい年を迎えて初めての満月の日です。
韓国では旧正月で新年のお祝いをするため、デボルムは旧暦の1月15日にあたります。
今年は、2月6日(月曜日)がデボルムでした。
お正月の元日が“大正月”、デボルムは“小正月”とも言われています。
昔はデボルムまでが、お正月として考えられていました。
デボルムには、満月を見ながら、その年の健康や豊作が祈願されます。
週末から月曜日にかけては、お天気もよく、気温も比較的暖かかったため、行事日和となりました。
各地から多くの人々が集まり、デボルムの行事を体験していました。
南山コル韓屋マウルの門を入ると、広場には巨大なタルチプ(달집)がありました。
タルチプは、松の葉や枝などを積み上げて、満月の夜に火をつけて明るくしたり、一年の健康や豊作が祈願されます。
こちらでは、紙に願い事を書いて、縄に結び付けている人々がたくさんいました。
韓屋が立ち並ぶ中央の広場でも、さまざまな体験が行われていました。
ユンノリ(윷놀이)は、4本の木の棒を使って遊ぶ、すごろくのようなゲームです。
こちらは巨大なユンノリかと思っていたら、巨大なユンノリの棒を投げて、新しい年の運勢を占うものでした。
広場のステージでは、伝統芸能の公演やコンサートなどが行なわれていました。
多くの外国人観光客も訪れ、韓国の伝統的な文化や風習を楽しんでいました。
韓国の子供たちにも、伝統を体験しながら伝える、とてもよい機会だと思います。
韓国旅行へお越しの際は、各地で行なわれる季節ごとの行事もチェックしてみてください。