みなさんこんにちは。
週末に近付くにつれて、気温が上がり暖かくなってきました。
街を歩く人々の服装も変わり、マフラーや手袋などの防寒対策がなくなってきました。
今回は、江陵市立博物館(강릉시립박물관)をご紹介します。
江陵市は、韓国江原道(강원도/カンウォンド)に位置しています。
この博物館は、偉大な人物として称される女流書画家の申師任堂(シンサイムダン)と、
儒学者の栗谷李珥(ユルゴッイイ)の家である鳥竹軒(오죽헌/オジュッコン)の史跡と同じ見学施設内にあります。
申師任堂と栗谷李珥の肖像画は、韓国のお札に描かれていることでも有名です。
博物館は、広い敷地内に衣食住に関する展示が行なわれている郷土民俗館、
江陵地域で出土した先史遺物、仏教遺物、書物、書画などが展示されている歴史文化館、
古墳、石造美術品などが展示されている野外展示場があります。
各分野ごとに展示施設が分かれ、実物だけではなく模型や人形を使って分かりやすく展示されています。
地方の歴史や伝統文化、風習なども、大変興味深いです。
こちらは郷土民俗館です。多くの家族連れが訪れていました。
こちらは、旧正月などの名節の際の家族の様子です。
色とりどりの子供たちの伝統衣装もかわいいです。
伝統芸能、伝統工芸などの展示も行なわれています。
こちらは、伝統舞踊である剣を持って踊る剣舞の展示です。
韓国の昔の人々の服装なども展示されています。
指輪、かんざし、耳飾などのアクセサリーもとっても美しいです。
韓国時代劇ドラマに登場する女性たちが身に付けているアクセサリーが思い出されます。
伝統結婚式の衣装です。
伝統結婚式の流れや、結婚式に欠かせないさまざまな道具なども展示されています。
江陵端午祭に関連する展示も行なわれています。
陰暦の5月5日に行なわれる江陵端午祭は、
2005年11月にユネスコの「人類の口承及び無形遺産の傑作」への認定が宣言され、
無形文化遺産としても指定されています。
古代部族国家の祭天や農耕儀礼として始まったお祭りで、韓国でも大変有名な伝統祭りの一つです。
お祭りの期間中にはさまざまな行事が行われ、お祭りは約1ヶ月にも及びます。
こちらは、昔の端午祭の様子です。
人々の動きがとってもリアルに再現されています。
実際に江陵端午祭を見学してみたいですね。
地方の歴史や、地方ならではの伝統文化、風習に関して、さまざまな展示物を通して知ることができます。
韓国旅行へお越しの際は、地方の伝統文化や風習などにも触れてみてください。