みなさんこんにちは

先週から急激に気温が下がり、本格的な冬の気候になってきました。
ソウルの街中でもきれいな紅葉が見られましたが、強い風によってだいぶ散ってしまいました。

今回は秋の徳寿宮トルダムキル（덕수궁 돌담길）をご紹介します。
トルダムキルは、“石垣通り”という意味です。
中でも代表的な石垣通りが徳寿宮正門横から続く徳寿宮トルダムキルです。

徳寿宮は、朝鮮王朝第９代国王成宗の兄である月山大君の邸宅として造られた施設です。
正宮の景福宮が焼失した際には、臨時の王宮としても使用されていました。

徳寿宮は、他の王宮施設に比べると規模は小さいものの、東洋と西洋の建築物が共存し、他では見られない特徴を持っています。

広々とした庭園内には都会の中心とは思えないほどの自然が感じられ、都会のオアシスとも呼ばれています。
門の前では守門将交代儀式の再現行事なども行われ、外国人観光客にも注目を集めています。

徳寿宮トルダムキルは、徳寿宮の石垣が続き、趣ある美しい道です。
広々とした歩道も整備されています。
車道と区切られているため、ゆっくり街歩きを楽しむことができます。
トルダムキルの先には、ソウル市立美術館や貞洞劇場などがあります。

石垣の向こうには徳寿宮の庭園にある木々が生い茂り、季節ごとの美しい景観をみせています。
中でも秋は美しい紅葉のスポットです。

ソウルの街路樹に多いイチョウの鮮やかな黄色や、モミジの赤など、色とりどりに染まった木々が見られます。
紅葉のトンネルが続いているようです。

道を歩く人々も高い木々を見上げながら歓声をあげています。
歩道には変わった形のアートベンチも設置されています。

トルダムキルはロマンチックな雰囲気があり、カップルのデートスポットともなっています。
しかし、一方では「カップルで訪れると別れてしまう」というジンクスもあるそうです。

風によってたくさんの落ち葉が舞い落ちる様子もとってもきれいです。
日によって、葉の色が少しずつ変化し、その時々でしか見れない紅葉を楽しむことができます。

トルダムキルではさまざまなイベントが行なわれたりもしています。
この時期ならではの紅葉の美しさを写真に収めようと、カメラマンたちの姿も多かったです。

季節を感じながらソウルの街を散策するのもいいですね。

韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに違った趣を見せる自然の景観もお楽しみください。