歴史を見つめる慶熙宮

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みなさんこんにちは。

今日のソウルは再び急激に気温が下がり、朝から雪となりました。
ここまで粒の大きな雪が降るのは、ソウルでは今年初めてです。

今回は、慶熙宮(경희궁/キョンヒグン)をご紹介します。

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光化門広場や市庁からも近い、ソウル歴史博物館の横に位置しています。

慶熙宮は、朝鮮時代の離宮として使われたところです。
ソウルにある宮殿の中でも西側に位置していたことから、西宮とも呼ばれていました。

朝鮮時代の光海君(第15代国王)の時に建立されました。
そして、仁祖(第16代国王)から哲宗(第25代国王)まで10代にわたる王が使用していた歴史的な舞台です。

もともとは大小100以上の建物がありましたが、日本統治時代にそのほとんどの建物を失いました。
面積も縮小され、当時はこの場所に日本人学校も建てられていました。

その後、ソウル高等学校やソウル美術館として使用された歴史を経て、
1985年以降に考証や発掘が繰り返し行なわれ、再び慶熙宮の姿を取り戻すために、正殿を中心に復元されました。
そして、2002年から一般に公開されるようになりました。
現在、韓国の史跡弟271号に指定されています。

慶熙宮の正門である興化門は、元々は現在の位置よりも光化門方面に建てられていました。
日本統治時代には、伊藤博文を祀る博文寺の正門として使用されたり、ホテル新羅の正門としても使用されていました。

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慶熙宮の正殿である崇政殿です。
国王の即位式、国王と臣下の朝会、宮中での宴会、使臣の接待など、国家として重要な儀式を行なった場所です。

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内部にも美しい装飾が見られ、中央には王の玉座があります。

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泰寧殿は、第21代国王・英祖の肖像画を安置した建物です。

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慶熙宮の一番奥にある大きな岩は、瑞巖(서암/ソアム)と呼ばれています。
不思議な形をした岩の中を見ると、小さな泉である巖泉があります。

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この泉によって、光海君がこの場所に慶熙宮を建立したとも言われています。
建物の裏手にひっそりと佇む瑞巖は、慶熙宮に訪れたら必ず見ていただきたい場所です。
不思議な力を感じますね。

激動の時代を経て現在の姿となった慶熙宮は、韓国と日本の歴史、そして韓国宮殿の美しい建築様式が見られます。
ソウル歴史博物館からも慶熙宮に繋がる道があるため、博物館と合わせて見学してみて下さい。

韓国旅行へお越しの際は、ソウル各地にある古宮で韓国の歴史により深く触れてみてください。

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