こんにちは、ソウルツアーです。
最近のソウルは氷点下の気候が続くようになり、本格的な冬に突入しました。人々の服装も手袋、マフラー、ニット帽などで防寒対策をしています。一方、寒さ厳しい毎日ではありますが、いよいよ年末年始に突入し、街中ではクリスマスパーティー、忘年会などを行なう人が増え、多くの人出で賑わっています。
年末年始には、休暇を利用して海外からも多くの観光客が訪れています。観光客の多くは韓国の世界遺産や古宮を訪れたり、ショッピングや伝統料理を楽しんでいます。最近では、韓国ドラマが海外でも大変な人気となり、ドラマのロケ地を目的に韓国へ訪れる人々もいます。ロケ地を実際に訪れることは、ドラマファンにとっては大きな思い出の一つとなります。そして、歴史時代劇のロケ地からは韓国の歴史や伝統に触れたり、現代劇からは韓国の若者の文化や風習に触れることもできると思います。
今回は、ドラマ『オレのことスキでしょ』のロケ地となった話題のカフェをご紹介します。ドラマをすでにご覧になった方も、まだご覧になっていないという方も、韓国のカフェで温かい飲み物を飲みながらひと時を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
ドラマ『オレのことスキでしょ』は、芸術大学を舞台に、国楽と韓国の伝統弦楽器伽倻琴(カヤグム)を学ぶ学生と、ギターを学ぶ学生が、自分たちの夢に向かって突き進む爽やかな青春の姿が描かれました。
漫画のような甘く切ないラブストーリーも盛り込まれ、多くのドラマファンを魅了しました。主人公となった二人は、人気ドラマ『美男(イケメン)ですね』でも共演したパク・シネと、CNBLUEのメインボーカルであるチョン・ヨンファです。
『美男(イケメン)ですね』では、愛を成し遂げることができなかった関係でしたが、この作品ではまったく違った配役で共演したことにより、放送前から大きな話題となりました。ドラマの中では、主人公たちの歌や演奏シーンも登場し、ストーリーだけではなく音楽でも注目された作品です。今年の10月には、CNBLUEが日本メジャーデビューを果たし、今後の活躍にも期待が高まっています。
このカフェは、ソウル市麻浦区(マポク)にあるビョンアリコン(병아리콩/Byoung A Ri Kong) というお店です。
ドラマの中ではパク・シネが演じるギュウォンと、チョン・ヨンファが演じるシンが雨宿りをしたシーンや、シンが父親の死を悲しんで、思いを寄せていたチョン教授を抱きしめたシーンの撮影が行われました。ドラマファンには記憶に残るシーンの一つです。
カフェの一角は、実際には椅子やテーブルが並び、オープンテラスの喫煙スペースになっています。ドラマの雰囲気とは少し違いますが、ドラマの名シーンが思い出されますね。ロケ地を訪れると、再びドラマを見返してみたくなるという方も多いと思います。
店内は木製のテーブルや形の違う椅子がならび、温もりを感じる居心地のよいカフェです。カフェメニューには充実した飲み物の他に、スイーツやアルコール類などもあります。
ビョンアリコン(병아리콩)は、韓国語でビョンアリ(병아리)が“ひよこ”“未熟な”という意味、コン(콩)は“豆”という意味です。かわいいお店の名前は、コンは“コーヒー豆”、ビョンアリは“始める”という意味が込められているようです。お店には、ひよこがデザインされたかわいい絵や、マスコットなども置かれています。
カフェのある場所は、若者や芸術の街として知られる弘大(ホンデ)からも近いです。美術やデザインなどの芸術系で有名な弘益大学(ホンイクダイガク)周辺一帯もまた弘大と呼ばれています。
弘大周辺は、クラブやライブハウス、アートギャラリーなどが多かったり、街のいたるところでアーティストが描いた壁画を見ることができます。芸術センスが感じられる街として、他の街とは違う独特の雰囲気を持っています。
また、カフェが多く点在する地域としても知られています。内装やインテリアにこだわったオシャレで個性的なカフェがたくさんあります。他にもドラマのロケ地となったカフェがあるので、ドラマファンには見逃せません。
韓国ではカフェを利用して勉強をしたり、パソコンをしたりする学生がとっても多いです。居心地のよいカフェではついつい時間を忘れてしまいます。
街中には本当にたくさんのカフェがあります。観光やショッピングで歩き疲れた後は、カフェで休憩するのもいいですね。
ソウルツアーでは、『オレのことスキでしょ』ロケ地半日ツアーをご案内しております。