大自然が広がる三養牧場

発行日

2012年6月4日

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みなさんこんにちは

先週は雨が降ったり、曇り空となったり、晴れ間となったり、不安定なお天気が続きました。
週末からはお天気が回復し、日中には３０度まで気温も上がりました。
すっかり真夏のような、蒸し暑い気候になってきました。

今回は、三養牧場（삼양목장／サミャンモッジャン）をご紹介します。
江原道（강원도／カンウォンド）平昌郡（평창군／ピョンチャングン）にあります。

海抜８５０～１４７０ｍの山々が連なるこの地域は、大関嶺（대관령／テグァンリョン）と呼ばれています。
三養牧場は、東洋でも最大規模の牧場と言われ、約６００万坪の広大な敷地があります。
平昌の人気観光地の一つとして知られ、春は山の花々や新緑、夏は心地よい涼しさ、秋は紅葉、冬は一面の雪景色と、季節ごとの美しさがあります。
この牧場は、韓国でとってもポピュラーな“三養ラーメン”を製造している三養食品の農場となっています。
無農薬の牧草を食べて育った健康な牛は、三養食品が製造しているラーメンのスープ原料となったり、
乳牛から搾り出された牛乳は、乳製品の原料となっています。

頂上の展望台までは、環境に配慮され、一般の車の進入は規制されています。
そのため牧場内は、徒歩の移動か、麓の広場からシャトルバスに乗って移動します。
頂上からの眺めは、見渡す限りの草原が広がり、東海岸の海も見渡せます。
新年には、初日の出を見に訪れる人々もいるそうです。
数多くの風力発電の風車が建てられていることからも分かるように、頂上付近ではものすごい強風が吹いています。まっすぐ立っていることが難しいほどです。
木々も風向きの方角へ傾いて生えています。大自然の力強さを感じますね。

頂上からは再びシャトルバスに乗車して下山することもできまが、麓までは散策道が整備されているため、徒歩で約８０分かけて下山することもできます。
緩やかな坂道が続くため、多くの人々は歩いて下山していました。
山並みに沿って、テーマごとに分けられた散策道が続いています。
散策道の途中には、シャトルバスの停留所が何箇所か設けられているため、途中下車をして一部の区間だけを散策することもできます。
遠くの山々や高原の素晴らしい景色に、訪れた人々からは歓声が上がっていました。

徐々に山を下っていくと、山頂付近の強風から、心地よい風へと変わります。
散策道の途中には、フォトスポットや美しい花々も見られます。

散策道の途中からは、牧場ならではの羊や牛たちも見ることができます。
のびのびと牧草を食べる動物たちは、とってもかわいいです。
子供たちは大自然の中で動物に触れ合いながら楽しんでいます。
ダチョウが集まるダチョウ園などもありました。

三養牧場では、少女時代の三養ラーメンのＣＭ、ドラマ『ベートーベン・ウィルス』『恋愛小説』『秋の童話』、映画『ブラザーフッド』『僕の彼女を紹介します』など、さまざまな韓国映画やドラマの撮影が行なわれています。
途中に、ロケ地を案内する看板が立てられているので分かりやすいです。
大自然の素晴らしい景色を見ていると、ロケ地として使われるのがよく分かります。