みなさんこんにちは

先週末から少し気温が下がり３５度近くまで上がっていた気温が、３０度前後の気温になりました。
しかしながら、まだまだ日中には蒸し暑い気候が続いています。

今回は２０１２年８月９日から１３日まで、ＣＯＥＸ（コエックス）で開催されていた“２０１２大韓民国切手展示会”をご紹介します。
ＣＯＥＸは、オフィスビルや高級ブランド店が立ち並び、高級住宅地としても知られる江南に位置しています。
大型のコンベンションセンターとして、展示会場や会議場などの施設が整っています。 各国が集まる国際的な会議も行なわれています。
ＣＯＥＸの地下には、大型のショッピングモールとして知られる“コエックスモール”が広がっています。
３万６千坪の広さがあるアジア最大規模の地下ショッピングモールといわれ、施設内にはファッションブランドやスポーツブランドのショップ、レストラン、カフェ、映画館、水族館など、多様な施設が整っています。
カップルや家族連れなど、いつも多くの人々で賑わっています。
周辺にはホテルもあり、多くの外国人観光客も訪れています。

ＣＯＥＸの会場で開催された切手展示会は、世界中の切手や手紙の展示、講演など、切手に関するさまざまな企画が行なわれていました。
施設内には各分野別に展示館が設けられています。
夏休み期間中ということもあり、多くの家族連れが訪れていました。

施設内のステージでは、切手に関する講座、手紙の書き方講座、クイズ大会などの多様な催しが行なわれ、子供たちも参加しながら盛り上がっていました。
切手文化館では、個人が収集した切手や手紙などが展示されています。
記念切手、人物、動物、植物、風景など、さまざまなジャンルのコレクションがあります。
今年の韓国の一大イベントとなった麗水国際博覧会の記念切手も展示されていました。
大切な人に送られた世界中の手紙やハガキなどの展示からは、いろいろな気持ちが伝わってきます。

世界中の記念切手や記念硬貨、紙幣などの販売も行なわれています。
古い切手から新しい切手まで、数多くの切手が販売され、見ているだけでもとっても楽しいです。
各国の特徴を現す切手を通して世界旅行ができます。
韓国のアイドルグループ“少女時代”の切手や、韓国ドラマの切手などもありました。
切手コレクターには見逃せませんね。

韓国の各地域の美しい背景と共に合成写真を撮影し、オリジナルの切手を作る体験コーナーもあります。
世界に一つしかないオリジナルの切手で手紙を送ってみるのもいいですね。
子供たちが描いた切手のデザイン画も展示されていました。
切手美術館では、切手となった名画と共に写真を撮影することができます。
一つ一つの名画は、トリックアートのようになっていて面白い工夫がされています。
名画のもう一人の主人公になったつもりで、写真撮影ができます。

切手デザイン発行館では、切手が発行されるまでの過程や印刷技術に関する資料が展示されています。
どのように切手が作られているのかを知ることも興味深いですね。
木、シルク、コルク、クリスタル、レースなど、特殊な素材から作られた切手など、世界の珍しい切手も展示されています。
世界中の珍しい切手が見れる、貴重な機会です。

オリンピック記念館では、日本統治時代にアジア初のマラソン金メダリストであり、切手コレクターでもあった孫基禎（ソン・ギジョン）に関する資料や、歴代のオリンピック開催国で発行された記念切手などが展示されています。
オリンピック選手への応援メッセージを書くコーナーもありました。
切手作品展示館では、イラスト切手などが展示され、アーティストが描いた多様な作品が切手となっています。
小さな切手の一つ一つがアート作品です。
切手展示会に出品された作品も展示され、中央には大統領賞や国務総理賞などの受賞作品が展示されています。

切手に詳しい人も、そうでない人も、とっても楽しめる展示会でした。
展示物を見学するだけではなく、実際に体験しながら切手の奥深さを知ることができます。
パソコンや携帯電話などで便利にメールが送れるようになった現代ですが、切手を貼った手書きの手紙を受取る喜びを感じました。

韓国旅行へお越しの際は、イベントなどもチェックしてみて下さい。