みなさんこんにちは
夏休みシーズンが終わったと思っていたら、あっという間に10月に突入しました。
今年も残すところ3ケ月です。
9月30日(日曜日)は韓国でも最も大きな行事の一つである“秋夕”でした。
昨日までの3日間は秋夕連休となりました。
秋晴れの気候に恵まれ、家族や親戚と集まって過ごす人々や、お墓参りに出かける人々などの姿がありました。
また連休中には各地でさまざまなイベントも行われていました。
今回は、9月30日(日曜日)から10月3日(水曜日)まで開催されている“大韓民国伝統演戯祭り”をご紹介します。
景福宮の光化門前に広がる光化門広場がお祭り会場となっています。
道路の中心に造られた広場には、各地から多くの人々が訪れ賑わっています。
伝統演戯祭りには、韓国の伝統芸能の公演や伝統遊び、伝統工芸の体験などが行なわれています。
秋夕に、先祖たちから伝えられた貴重な伝統文化を、現代の人々や世界の人々に伝える機会となっています。
さまざまな伝統芸能の公演が同じ場所で見られることも大変貴重な機会です。
秋夕連休ということもあり、お祭りには韓国の伝統衣装である韓服を着た子供たちの姿も多いです。
広場の両側にはたくさんのテントが並び、韓国の伝統文化を知る、さまざまな体験が行なわれています。
光化門広場には韓国の歴史的象徴物が設置されているだけではなく、季節ごとにさまざまなイベントが行われています。
お祭り期間には、いつもとは違う広場となり、この広場が道路の中心にあるのかと思うほどの多くの人々が訪れています。
伝統遊びの体験コーナーでは、こま回し、シーソーのように板の両側に乗って遊ぶノルティギ、壺の中に矢を投げ入れる投壺(トゥホ)など、さまざまな伝統遊びの道具が置かれています。
家族一緒に楽しんでいました。
会場に訪れたお年寄りが子供たちに遊び方を教える光景なども見られました。
テントの各ブースでは、体験プログラムが開催されています。
メドゥプ(組み紐)、民画、仮面、茶道、国楽器、藁工芸、天然染色、陶磁器など、さまざまな体験が行なわれています。
専門家やスタッフの指導を受けながら、子供から大人まで体験を楽しんでいます。
韓国だけではなく、世界の伝統文化を知るコーナーなどもありました。
日本のブースでは、着物の衣装体験や羽根突き体験などが行なわれています。
民俗楽器の演奏なども行なわれ、直接楽器の演奏を教わったりしならが、外国人との交流も行なわれています。
光化門前に設置されたステージでは公演が行なわれています。
パンソリ(口承文芸)、チュルタギ(綱渡り)、テッキョン(武芸)など、ユネスコ世界無形文化遺産にも登録された公演もおこなわれています。
世宗大王像が見つめる広場の中央でも、さまざまな公演が行なわれ、観覧客も一緒に盛り上がっています。
こちらは、タルチュム(仮面遊び)の公演です。
いろいろな表情の仮面や、リズミカルな動き、掛け声など、韓国独特の伝統芸能となっています。
各地方に伝わる伝統芸能が観覧できるのも、貴重な機会ですね。
外国人観光客の姿も多く、外国語のパンフレットや、外国語の案内スタッフもいました。
お祭りを通して、韓国の歴史、伝統文化、風習などに触れることができたと思います。
家族や仲間が集まって過ごす秋夕らしいお祭りです。
韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに行なわれるイベントなどもチェックしてみて下さい。