韓国の仏教祭り

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みなさんこんにちは

明日の5月17日は釈迦誕生日(석가탄신일/ソッカタンシンイル)です。
韓国では毎年旧暦の4月8日にあたる日が釈迦誕生日をお祝いする日としてお休みになります。
今年は釈迦誕生日が金曜日となり、週末を合わせて3連休のお休みになる人々も多いです。
そのため、旅行や行楽地へ出かけるという人々も多くなります。

今回は燃燈会の中で開催された“伝統文化の広場”をご紹介します。

燃燈会は、釈迦誕生日をお祝いするお祭りとして、さまざまな催しが企画されています。
伝統文化の広場は、実際に見たり聞いたり体験しながら、
仏教文化や伝統文化に触れるお祭りとなっています。
燃燈会は鍾路にある曹渓寺を中心として行なわれますが、
伝統文化の広場も曹渓寺前の通りが会場となり、先週末5月12日に開催されました。

全国各地のさまざまな団体が参加するだけではなく、海外の仏教徒たちも参加しています。
盛大な仏教祭りとなっています。

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曹渓寺前の通りは通行止めとなり、道路に沿って100近くものたくさんのブースが並んでいます。
蓮の提灯作り、伝統工芸体験、フェイスペインティング、精進料理の試食、
テンプルステイ体験など、多様な文化体験が行なわれています。
伝統遊びのコーナーでは、大縄跳びや綱渡りなども行なわれていました。
子供から大人まで、いろいろなブースをまわりながら実際に参加して楽しんでいます。

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地下鉄1号線の鐘閣駅出口周辺には、
燃燈会の中でも特に見所の一つとなっている燃燈行列に参加した伝統燈が展示されています。
仏教に関連したさまざまな作品です。
フォトゾーンも設置され、訪れた人々が写真を撮っていました。

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通りの中央にあるステージでは、さまざまな公演が行われています。
韓国だけではなく海外の伝統芸能なども披露され、訪れた人々も一緒になって盛り上がっていました。

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国際仏教のブースでは、世界各国の仏教徒たちも参加しています。
座禅体験、仏教美術作品の展示、伝統料理の試食など、普段見ることができない、
海外の仏教文化に触れる貴重な機会です。
祭壇なども設置され、各国のお寺を訪ねたかのようです。
伝統韓紙作りの展示と体験コーナーもありました。
提灯や伝統燈などにも使われる韓紙の作り方が紹介されています。
仁寺洞方面では、外国人に向けた蓮の提灯作り体験コーナーもあり、人気を集めていました。
色鮮やかな蓮の提灯はとってもきれいです。

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色とりどりの提灯で飾られた曹渓寺は、多くの参拝客が訪れ賑わっています。
境内の各所や曹渓寺前の通りでは、誕生仏に甘茶をかける儀式なども行われています。
韓服で正装をしている人々の姿も多いです。

燃燈会のさまざまな催しは、仏教徒だけではなく、誰でも参加したり体験することができます。

明日の釈迦誕生日には、各地のお寺で盛大な法要が行なわれます。
仏教文化からも韓国の伝統や風習などが感じられますね。

韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに行われるさまざまなお祭りやイベントもチェックしてみてください。