みなさんこんにちは。
最近は、ソウルでも朝晩の気温が-10度以下となることもあり、厳しい寒さが続いています。
今年の旧正月は1月23日(月曜日)となり、その前後を合わせた1月22日(日曜日)から
1月24日(火曜日)までの3日間が韓国のお正月連休となります。
今年の場合、土日休みの会社員たちにとっては4連休となりますが、
日曜日と重なっているため、ちょっと残念という声も聞こえてきます。
これからデパートやスーパーマーケット、市場などでは、
お正月準備に関連した商品が並ぶようになり、韓国のお正月の雰囲気も徐々に高まってきます。
韓国でも新年の飾り付けが各地で見られます。
今回はその一部をご紹介します。
ロッテ百貨店には、謹賀新年の文字がありました。
韓国でも「謹賀新年」のお正月の挨拶が使われています
街中のビルには、2012年と書かれた広告なども飾られています。
今年は辰年ですが、2012年は60年に一度の「黒龍の年」とも言われています。
そのため今年は、黒い龍がデザインされた、飾り付けやポスターなどが多いようです。
特別な年として、大きな変化が起こるのではないかと考える人も多くいます。
明洞ロッテ百貨店の入口には、福袋2012個を使って造られた5mにも及ぶ「幸運の黒龍」が展示されています。
うろこの一つ一つには“福”と描かれています。
力強さを感じる龍の展示物です。
ショッピングに訪れる人々も足を止めて、記念写真を撮っていました。
龍は想像上の動物で、魚のうろこ、豚の鼻、蛇のような胴体、鹿の角、鷲の足をもっています。
そして、鳳凰、麒麟、亀とともに、四霊や四神と呼ばれています。
動物の中でも一番の能力があると考えられいて、昔から天子や王の象徴とされてきました。
韓国の時代劇の中でも、朝鮮時代の王たちが着ている韓服には、
龍の刺繍が施されているのを見ることができます。
明洞ロッテホテルのロビーには、かわいい天使たちと、ベルの飾りがありました。
玄関には伝統衣装の韓服を着て、接客するスタッフの姿もありました。
ホテルの周辺では、綺麗なイルミネーションも見られます。
厳しい寒さの中でも、あたたかい気持ちになれますね。
飾り付けではありませんが、スーパーマーケットでは、「黒龍の年」にちなんだマッコリがありました。
ブラックフードの黒豆、黒ゴマ、黒米から作られた「龍マッコリ」です。
デザインもとってもオシャレです。
一般的なマッコリに比べて、黒みがかったマッコリは、辰年の記念にも飲んでみたいですね。
韓国旅行へお越しの際は、旧正月の文化や風習にも触れてみてください。