みなさんこんにちは

１０月もあっという間に下旬を迎えました。
ソウルも日に日に肌寒さが増してきています。
街中でも紅葉した色とりどりの木々を見ることができます。

今回は、秋の南山公園をご紹介します。
ソウルの中心部に位置する南山は、海抜２６５ｍの山です。
山全体が南山公園となっており、市民の憩いの場になっています。
山頂にはＮソウルタワーが立ち、ソウルの代表的な観光名所として知られています。
韓国人だけではなく、ソウルを訪れる外国人観光客の多くがＮソウルタワーを訪れています。

山頂付近からはソウルの街並みを見下ろすことができます。
南山公園は、都会の中心とは思えないほどの自然が感じられ、季節ごとに違った美しさがあります。
今の時期は木々の紅葉が見られるようになりました。

朝鮮時代には、都である漢陽を外敵の侵入から守るために、
南山をはじめ、北岳山、仁王山、駱山は内四山と呼ばれ、山々を連結する城郭が築かれていました。
南山は歴史的にも重要な場所として、城郭や遠くの人に情報を伝える烽火台（ポンスデ）などを見ることができます。

南山公園でも、韓国の過去と現在を見つけることができます。

南山にはバスやケーブルカーを利用して山頂付近まで上ることもできますが、各方面から散策道が続き、歩いて上る人々も多いです。
散策道の途中には展望台やベンチなども設置されています。
都会の中で、自然を満喫しながら運動をしたり、自然の中でリフレッシュしたり、散策道は多くの市民に親しまれています。
自転車で上る人々も多く見かけます。

山頂の広場ではさまざまな催しも行われています。
お天気のよい日中には、暖かさも感じられるほど爽やかな気候です。
秋の行楽シーズンということもあり、週末にはたくさんの人出でした。
ベンチなどに座ってピクニックを楽しむ人々の姿もあります。
一般車両の通行が禁止されている南山公園では、市営バスを利用して訪れる人々も多く、バス停付近も混雑していました。

Ｎソウルタワーの隣にある展望台からも、ソウル都心部の街並みや漢江方面の景色が見渡せます。
この展望台には、ソウルの代表的なデートスポットとして、恋人同士がかけた南京錠がたくさんあります。
展望台のフェンスを埋め尽くすほど、色とりどりの南京錠や、携帯のケースまで付けられています。

展望台から山の裾野を見渡すと、赤や黄色に染まった木々がとっても美しいです。
山も衣替えしています。色とりどりの裾野は、まさに秋色の絨毯のようです。
街並みの一角には、鮮やかな黄色の銀杏並木も見えました。
最近ではますます気温が下がり、日に日に木々の色も変化しています。

 

バスやケーブルカーだけではなく、散策をしながら南山に上ると、いろいろな角度からのＮソウルタワーが望めます。
南山の色が変わると、Ｎソウルタワーの景色も季節ごとに違って見えるようです。

南山は昼と夜でも違った景色を見せてくれます、頂上から見渡す夜景もすばらしいです。
ソウルを代表する夜景スポットです。
夜はＮソウルタワーやタワー周辺の木々も、色とりどりにライトアップされ、ロマンチックな南山公園となります。

韓国旅行へお越しの際は、ソウルの中心に位置する南山公園に行ってみてください。