朝鮮時代の王陵 -隆健陵(ユンゴンルン)

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2009年6月、500年朝鮮王朝のすべての王陵が保存されていて、祭礼が今でも受け継がれている点が高く評価され、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
本日はその40基の王陵から隆陵(ユンルン)と健陵(ゴンルン)を紹介したいと思います。
隆陵と健陵を合わせて称している隆健陵(ユンゴンルン)は水原華城から車で約30分ほど離れています。
隆陵は水原華城を築城した朝鮮王朝第22代正祖の父上こと思悼世子(サドセザ)と彼の奥様こと獻敬王后のお墓。
英祖に憎みを買われ、米櫃に閉じ込められ死を迎えた思悼王世子のお墓は始めは京機道楊州(現在のソウル東大門区)にありましたが、正祖の即位後風水的に優れている場所を選び、水原に移してから隆陵と称し始めました。
健陵は正祖大王と彼の王妃こと孝懿王后のお墓で、隆陵と健陵は合葬陵であります。

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紅門 - 名の通り、赤色が塗られた木門で霊魂が出入りする門。

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丁字閣 - 祭祀するためお墓の前に‘丁’ 字で建てたもの。

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多くの王陵は健陵(ゴンルン、右側)のように
紅門、丁字閣、王陵が一直線になっていて、
紅門に立って眺めると王陵が見えないが、
隆陵(ユンルン、左側)は一直線ではない。
これは本来ここの山勢が険しく、
風水的に良くなかったため方向を変えたからだという説がある。

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王陵の前には魂霊が出てきて安らかに休憩できるように設置した
四角いの魂遊石があり、陵を守るための石虎や石羊が見られる。

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健陵(ゴンルン)-正祖のお墓

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