みなさんこんにちは

先週に引き続き、今週はじめまでは冷たい風が吹き、肌寒い気候となりましたが、
週の半ばから徐々に暖かさが戻ってきました。
３月も残すところわずかとなり、草木の新しい芽も見られます。

今回は仁川広域市に位置する松島セントラルパークをご紹介します。
地下鉄仁川１号線のセントラルパーク駅前に広がる公園です。

この地域は海を埋め立てて造成された松島国際都市（송도국제도시／ソンドクッチェトシ）です。
韓国を代表する産業都市として開発が進んでいます。
環境にも配慮された新しい街を目指し、環境モデル都市ともなっています。
ソウル中心部とは違った街並みが広がっています。

公園内にはさまざまな施設が整い、現代的な公園となっています。
週末には特に多くの人々が訪れ、散歩をしたりピクニックをしたり、運動をする人々の姿がありました。
また公園は、韓国ドラマや映画、ミュージックビデオのロケ地としても注目されています。

公園の中心には、海水を利用して造られた水路が流れています。
周辺には、多くの高層ビルが立ち並び、新都市の街並みを見渡すことができます。
現代的なデザインのビルが多く、とってもオシャレな雰囲気です。
公園の高台からは、松島国際都市と仁川国際空港を結ぶ長さ２１，３８ｋｍもの仁川大橋を望むこともできます。
仁川大橋によって、空港から松島国際都市は、わずか１５分の距離となりました。

駅の近くには、巨大な器状の建物があります。
“トリボウル（Tri-bowl）”と呼ばれ、３つのボウル（bowl）という意味から名づけられています。
内部は、さまざまな公演が行われるイベントホールやデジタルライブラリーなどの施設で構成された複合文化空間です。
公園内でも一際目を引く建物となっています。
公園内の特に美しい景観やお勧めスポットを紹介する“松島セントラルパーク９景”の案内看板もありました。
昼間や夜、季節によってもさまざまな景観が楽しめます。
公園内の各所には、さまざまな芸術作品や記念碑も見られます。

公園内の水路を走る水上タクシーが運行しています。
水上タクシーから新都市の街並みを眺めてみるのもいいですね。
セントラルパークボートハウスでは、さまざまなタイプのボートやカヌーのレンタルも行われています。
海に近い公園ならではの水上アクティビティが充実しています。
気候も暖かくなり、ボートハウスにあるオープンカフェにはたくさんの人々が訪れていました。

公園内にはさまざまな施設がありますが、鹿が飼育されている鹿園は小さな子供たちに大人気です。
とってもかわいい鹿たちがいます。
公園の各所には、韓国の伝統庭園にあるような東屋もあり、現代的なデザインの中にも伝統的な要素が調和されています。
運動器具が設置された広場や簡易図書館、小石が敷き詰められた指圧道、バーベキュー場などの施設もあります。

駅の近くには、インフォメーションセンターもあります。 
仁川観光のマップが置かれ、周辺の見所が紹介されています。 
他にも、工芸品の展示販売や情報検索のためのインターネット設備もありました。 
外国語のパンフレットもあり、外国人観光客にも便利な施設となっています。 

松島セントラルパークは、現代の新しい公園として、
環境への取り組みや最先端の設備、斬新なデザインなどが感じられます。

松島周辺は、今現在も開発途中や建設中の施設が多く、これからますます新しい姿へと変わっていきます。
未来都市の中にある公園の雰囲気を楽しんでみるのもいいですね。
新たな名所も登場し、より注目が集まりそうです。 

韓国旅行へお越しの際は、韓国の新都市にも行ってみてください。