国立民俗博物館 “思い出の道”

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みなさんこんにちは

8月も今日で終わり、明日からは9月です。
今週は台風15号と台風14号の影響により、激しい雨風に見舞われました。

今回は、国立民俗博物館の屋外展示場にある“思い出の道”をご紹介します。
国立民俗博物館は、景福宮の敷地内にある博物館です。
さまざまな角度から韓国の歴史、伝統、文化、風習などに触れることができます。
景福宮の見学と合わせて訪れる人が多く、常に多くの人々が見学に訪れています。
小さな子供たちや学生の団体も見学に訪れていたり、多くの外国人観光客も見学に訪れています。

博物館は豊富な資料を所蔵する屋内展示だけではなく、博物館の建物の周りでも屋外展示が行なわれています。
自然に溶け込んだ展示内容や、屋外展示ならではの見所が充実しています。

屋外展示の一角に、小さな街が造られています。
この展示施設は“思い出の道”として、1970年代から1980年代の韓国の街並みが再現されています。
実際の建物と同じように建設されているため、展示物とは思えないほどの規模です。
建物の中の一つ一つの家具や装飾にも注目してみると、いろいろな発見があります。
人々の人情と懐かしさが感じられる街並みとなっています。
建物は外から中の様子を見学するものと、実際に中に入って見学できる施設があります。

大人たちには懐かしく、子供たちには新鮮な展示内容となっているため、家族一緒に見学を楽しんでいました。

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博物館の中に昔の街が造られ、実際に街を歩きながら、庶民の身近な歴史に触れることができます。
一つ一つの建物に趣があり、ドラマや映画のセットのようです。
街にはさまざまなお店が立ち並び、韓国伝統家屋の様式も見ることができます。

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街並みのはじめにあるのは、赤と青の円柱形の看板が目印の理髪店です。
お店の中は、本当の理髪店かと思うほど、忠実に再現されています。
通り沿いの窓にはタバコの箱が並べられ、「タバコ販売しています」と書かれています。
理髪店の前には“故郷食堂”と書かれた食堂があります。
厨房には大きな釜も見られます。テーブルの上に並べられた料理がとっても美味しそうです。
壁に貼られたメニューには、スンデクッ100ウォン、牛肉クッパッ150ウォンとなっています。
当時の食堂メニューの料金も分かります。

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タバン(다방)は喫茶店です。看板には“約束タバン”と書かれています。
喫茶店は待ち合わせ場所としてよく使われていたのでしょうか。
この喫茶店は内部の見学もできます。
店内の一角には昔のレコードが並べられたミュージックボックスがあります。
向かいの建物は、漫画や駄菓子を売る漫画屋です。
たくさんの漫画が陳列され、白黒テレビも展示されています。
子供たちの賑やかな笑い声が聞こえてきそうですね。

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ラジオやテレビの販売や修理を行なう家電製品店には、昔のレコードや家電製品が並べられています。
写真館の壁には、時代を感じさせる家族写真や結婚式の写真が飾られています。
写真館の中では、古いカメラが展示されていたり、学生服を着て持参しているカメラで記念写真を撮ることができます。
見学するだけではなく、実際に学生服を着て昔を体験することができます。
写真館の隣には、“明洞衣装室”のお店があります。ショーウィンドウには当時の流行ファッションが飾られています。
昔の明洞にはこのようなお店が並んでいたのでしょうか。

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夜間学校(塾)の教室も再現されています。
小さな木の机と椅子が並び、机の上には子供たちのかわいいカバンが置かれています。
教室の中央にはストーブが置かれ、ストーブの上にはアルミのお弁当箱が重ねて置かれています。

メインとなる商店街の通りだけではなく、裏手にも井戸や農機具、昔の広告や映画のポスターなどが見られます。
細部にまでこだわって再現されていることがよく分かります。
1978年に現代自動車が生産した韓国初の国産モデル自動車「ポニー」も展示されています。

小さな商店街からは、庶民のいきいきとした暮らしぶりが感じられます。
それぞれのお店からは、今にも主人の声が聞こえてきそうです。
昔の街並みから韓国の歴史を知り、現代と比較することができる資料となっています。

韓国旅行へお越しの際は、韓国の博物館で歴史や伝統に触れてみてください。