みなさんこんにちは
街中の紅葉もとってもきれいになってきました。
鮮やかな赤や黄色に変わっています。
今回は南山公園 で開催されている“伝統文化公演”をご紹介します。
先日も秋の南山公園をご紹介しましたが、南山はソウルの中心に位置する山です。
南山といえばNソウルタワーでも広く知られています。
南山公園は、Nソウルタワーに訪れる観光客ばかりではなく、市民の憩いに場になっています。
山頂にはNソウルタワーや展望台、レストラン、カフェ、ショップなどがあります。
また八角亭(パルガッチョン)と呼ばれる東屋があります。
韓国独特の鮮やかな色彩の伝統建築様式が見られます。
Nソウルタワーの入口と八角亭の前には広場があり、八角亭広場とも呼ばれています。
広場の周りではベンチに座って景色を眺めたり、麓から歩いて登ってきた人たちが休憩をしています。
この広場では、月曜日以外の15時から“伝統文化公演”が行われています。
小さな子供から大人まで、そして外国人観光客も、誰でも気軽に見学することができます。
南山公園には、烽燧台(ポンスデ)と呼ばれる、のろしを上げる施設があります。
朝鮮時代に、都を囲む城壁が築かれていた南山は歴史的にも重要な場所です。
のろしを上げることで、遠くにいる人々に早く情報を伝える役目をしていました。
朝鮮時代の烽燧台が復元され、当時ののろしを上げる様子を再現する“南山烽燧台烽火儀式”も行われています。
伝統文化公演は、この烽燧台の儀式を行う烽火軍たちが、
国を防衛するために技を磨いたといわれている伝統武芸の公演です。
朝鮮王朝第22代国王の正祖(チョンジョ)の時に完成された武芸24技は、
朝鮮時代の武科試験の科目でもあったといわれています。
南山公園ではソウル中心部の景色を眺めたり、自然に触れ合うだけではなく、
韓国の歴史や伝統にも触れることができる多様な公演が行われています。
南山の山頂にはたくさんの人々が訪れています。
紅葉の行楽シーズンともあって、広場は混雑するほどです。
特に公演が始まる前には、八角亭の前の階段が観覧席のようになり、さらに多くの人々が集まっています。
広場には伝統的な槍や剣、旗などが立てられています。
公演では、韓国の時代劇に登場するような伝統衣装を着た烽火軍たちが登場します。
槍や剣を使ったさまざまな技の武術が披露されます。
まっすぐに立てられた竹や藁の束を刀で切る「据物斬り」と呼ばれる武術も行われています。
間近に観覧できる公演は迫力があります。
伝統武芸の公演の後には、韓国の伝統楽器を使ったサムルノリ(사물놀이)の民族公演も行われていました。
特徴的な4つの打楽器による演奏となっています。
息の合った軽快なリズムで、観覧客を盛り上げています。
この日は韓国の国技ともなっているテコンドーの公演も行われていました。
音楽に合わせて型をきめたり、板を割ったり、多様なパフォーマンスに観覧客からも歓声が上がっていました。
伝統文化公演では日本語、英語、中国語の外国語による解説も行われています。
訪れた外国人観光客にも分かりやすいですね。
南山公園では季節ごとにさまざまなイベントが企画され、多くの人々が実際に体験したり、参加できるイベントなども行われています。
南山公園に訪れる際はイベントなどもチェックして、韓国の歴史や伝統文化に触れてみてください。
韓国旅行へお越しの際は、南山公園に行ってみてください。