五台山の名刹・月精寺

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みなさんこんにちは。

ソウルでは毎日30度近い気温が続いています。

昨日6月6日は、“顕忠日(현충일/ヒョンチュンイル)”のお休みでした。
国のために犠牲となった人々を追悼する日です。

今回は、月精寺(월정사/ウォルジョンサ)をご紹介します。
韓国33観音聖地の第28番札所です。
江原道に位置し、五台山(오대산/オデサン)国立公園内にあります。
五台山には韓国でも古いお寺が点在しています。
月精寺も江原道を代表するお寺の一つとして知られています。

五台山は、海抜1,000mを超える山々が連なり、美しい景観を成しています。
登山に訪れる人々も多くいます。
秋には紅葉の名所としても知られ、豊かな大自然が広がっています。
お寺の横には五台川が流れ、大きな岩の間を透き通ったきれいな水が流れています。

月精寺は、新羅時代の643年に慈蔵律師によって創建されたと伝えられています。
五台山には知恵の象徴である文殊菩薩が留まっているといわれ、神聖な場所と考えられています。
森の中に佇むお寺は、神聖な場所であることが感じられるほど、静けさに包まれています。
参道にはモミの木の並木道が約1km続いていて、美しい参道と言われています。

現在のお寺の建物は、朝鮮戦争の際に焼失した後に再建されたものです。
境内は大変広く、お堂が立ち並んでいます。
建物からは、韓国ならではの美しい仏教美術が見られます。

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境内中心には、寂光殿があります。

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正面に建てられた八角九重石塔は、 高麗時代中期の石塔です。
韓国の石塔の中でも、高麗時代の特徴がよく表れています。
大変美しいと石塔と評価され、国宝第48号に指定されています。

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石塔の前には、左膝を立てて祈る石造菩薩座像があります。
とっても優しい表情です。
実物は境内にある聖宝博物館に安置されています。
博物館にはお寺の歴史に関するさまざまな宝物が展示されています。
こちらは参道を越えた境内の入口にある天王門です。

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天王門を超えると金剛樓があります。
金剛樓には、回転させることでお経を読んだことと同じ意味がある輪蔵が置かれています。

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境内の一角には、佛乳閣というお堂があります。
湧き水が流れ、多くの人々が飲んでいました

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今年の5月28日(旧暦4月8日)釈迦誕生日の前には、特に多くの人々が参拝に訪れていました。
お餅つきや、子供たちの体験プログラムなど、さまざまな催しも行なわれていました。

こちらのお寺ではテンプルステイも行なわれています。
韓国のお寺の生活を体験する、外国人向けのプログラムもあります。
地方の大自然に囲まれたお寺を参拝して、韓国の仏教文化に触れてみるのもいいですね。

韓国旅行へお越しの際は、韓国のお寺にも行ってみてください。