ソウル新市庁舎の工事で発掘

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みなさんこんにちは

ソウルは急に寒くなったり、暖かくなったりしています。
4月も中旬となりましたが、まだまだ気候の変化が激しいです。
しかしながら、各地で満開の桜が見られ、お花見シーズンとなっています。

今回は軍器寺遺跡展示室をご紹介します。
展示室は、ソウル新市庁舎の地下にあります。
ソウル中心部に位置するソウル新市庁舎は、長期間の工事を経て、昨年完成しました。
特徴的な外観や内部の壁一面に敷き詰められた植物など、環境にも配慮された建物として注目を集めています。
ソウルの新たなランドマークともなっています。

市庁前ソウル広場は、冬にはアイススケートリンクが設置されていましたが、
これからの季節はさまざまなイベントが行われる文化空間となります。
観光客を含め、各地から多くの人々が訪れます。

市庁舎内には、市民に開放されたさまざまな施設があります。
地下鉄1号線の市庁駅にも接続しているのでとっても便利です。

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新市庁舎を建設する大工事によって、朝鮮後期と近代の建物址などが確認され、
埋蔵文化財発掘調査が行われました。
そして、朝鮮時代と近代の遺構45基、佛狼機子砲、銃筒など、
590点余りの遺物が収集されたといわれています。
軍器寺遺跡展示室では、発掘調査による建物址10基や護岸石築、
佛狼機子砲などの遺物88点を移転して復元、展示しています。
軍器寺は、朝鮮時代に兵器の製造などを行っていた機関のことです。

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薄暗い展示室の中は、市庁舎の地下とは思えない不思議な空間となっています。
復元された遺構を上から見ることができるように、足元がガラス張りになった通路もあります。
近代的な建物の下にも歴史が眠っていたことが分かります。

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多くの陶磁器なども展示されています。
当時の人々の生活にも触れることができます。

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清渓川の水路と護岸石築が復元されています。
護岸は、水路を保護するための構造物です。
当時の地図と比較しながら散策してみるのも楽しいですね。
展示室内の一角にはフォトゾーンもありました。

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映像を使った解説や日本語での案内も書かれているので分かりやすいです。
発掘調査の様子なども紹介されています。
この土地が昔はどのような場所であったか、どのような建物が建っていたかということが分かります。

新市庁舎の大工事から、都心部の建物の下にも、さまざまな遺物が埋まっていることが分かります。
市庁舎の地下が博物館のようになっており、朝鮮時代の歴史に触れることができます。
小さな子供たちも、身近に歴史に触れることができる施設となっています。
韓国歴史ドラマを見る際の参考になるかもしれませんね。

韓国旅行へお越しの際は、ソウル新市庁舎も見学してみてください。