韓国では今ひとつの興行成績で終わった映画『夏物語』が、日本で名誉挽回のチャンスを狙っている。
イ・ビョンホンとスエの共演で話題を呼び、昨年11月30日に公開された『夏物語』は、完成度の高い作品だったにもかかわらず、観客動員数が全国でわずか30万人という散々な結果に終わった。このため、今月27日からの日本公開に賭ける意気込みは並々ならぬものがある。
イ・ビョンホンとスエは、韓国で興行成績が伸び悩んだにもかかわらず、地方の映画館にも頻繁に足を運び、舞台あいさつを積極的に行った。今回の日本公開に際しても、2人はプロモーション活動に積極的に取り組む予定で、16日から日本を訪問し、精力的にメディア各社とインタビューを行うとのことだ。
イ・ビョンホンは、昨年も『夏物語』のプロモーションのために日本を訪れている。韓国とは異なり、日本ではまずまずの興行成績が期待されている。『夏物語』は、韓国での公開前に日本側と400万ドル(約4億8千万円)で輸出契約されるなど、日本でのイ・ビョンホンに賭ける期待感と絶大な人気が背景にあるためだ。
昨年、日本で公開された韓国映画のうち、日本で人気が高いチェ・ジウ主演の映画『連理の枝』だけが映画興行成績でトップ5入りを果たしたことから、同じく日本で高い人気を誇るイ・ビョンホン主演の映画だけに、周囲の期待は大きい。
映画制作会社KMカルチャー社は「『夏物語』の日本公開に際し、相当数のスクリーンが確保できるとみている」と期待感を示した。
朝鮮日報