作品紹介万が一、彼女が九尾狐(クミホ)の妖怪だったら?そしてその九尾狐が鋭い目つきで獲物を狙うかのように自分の心臓を狙っていたら?とする奇想天外な発想で展開するドラマが『私の彼女は九尾狐(クミホ)』。“九尾狐(クミホ)”とは9本の尻尾を持つ神話の中の妖怪で、数々の映画やドラマなどの題材とされてきた。
歌手と俳優の両方の顔を持ち、さまざまなジャンルで活躍し輝き続けるイ・スンギと、独特な魅力で視聴者たちの目を釘付けにしているシン・ミナが繰り広げるファンタジーメロドラマである。このドラマでは、九尾狐が恐ろしい妖怪ではなく、人間に憧れる純粋でかわいい姿で描かれている。世間知らずで自分勝手なおぼっちゃんのチャ・テウン(イ・スンギ)は、妖怪九尾狐のミホ(シン・ミナ)と一緒に生活をしながら成長していく。
またこの作品は、『ファンタスティック・カップル』『美男ですね(イケメンですね)』などの脚本家としても広く知られ、多くのファンを持つホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミナ)作家陣によって手掛けられたことも話題となった。彼女達の奇抜なアイディアと人の心を打つセリフは、多くの人々に感動を与えた。
作品名 | 私の彼女は九尾狐(クミホ) |
出演 | イ・スンギ、シン・ミナ |
放送期間 | 2010、8、11~2010、9、30 |
放送局 | SBS |
監督 | プ・ソンチョル |
脚本 | ホン・ジョンウン、ホン・ミラン |
あらすじアクションスターを夢見る演劇映画科の大学生チャ・テウン(イ・スンギ)は、幼い頃に両親をなくし、祖父と叔母の三人で暮らしていた。祖父は、大学の授業料を使い込むなど、問題児であったテウンを、スパルタ式学院に通わせようとする。しかし、逃げ出したテウンは迷い込んだチョンボ寺の掛軸に封印された狐に九本の尻尾を描いてしまい、500年以上閉じ込められていた九尾狐の封印を解いてしまう。人間界に舞い戻ったミホ(シン・ミナ)は、そのお礼として、山中で瀕死の重傷を負ったテウンを、大事な狐玉を胸に入れることで助ける。
テウンと生活を共にするうちに、人間界、そしてテウンに興味を持ったミホは次第に人間になりたいと思うが、そんなミホを疎ましく思うテウンは「お願いだから消えてくれ」とミホを追い出してしまう。そんな折にアクション映画への出演が決まるが、ミホを失ってしまったテウンは医者から大怪我と診断され、アクション映画の出演にドクターストップがかかる。アクション映画出演のために玉が再び必要と分かったテウンは利用しようとミホを探し出して、玉を再び胸に入れる決意をする、一方ミホはパク・トンジュ(ノ・ミヌ)から、九尾狐が人間になるためには「トンジュの血を少しずつ飲んでいき、人間の“気”を100日間吸収した玉の気で再びミホの体へ満たせば人間になれる」と教わり、トンジュに預けた玉をテウンのもとへ持って行く。
二人の奇妙な利害が一致して、100日間のチャ・テウンとミホのカップル生活が始まるのだが・・・。九尾狐だったミホがテウンと一緒に過ごすことで心身ともに人間らしく変化していく。
登場人物• チャ・テウン(イ・スンギ)
幼くして両親をなくし、祖父と叔母の手で育てられた世間知らず。分別はないがよく見れば善良で、自分勝手ではあるが心が弱い一面も少しある。
お金持ちの家のおぼっちゃんが、うっかり九尾狐の封印を解き放し、家にも帰れずミホと一緒にアクションスクールの屋上部屋で生活しながら、人生の修練に過酷に挑む。
かわいそうなふりや、大変そうなふり、叔母の財布からお金を出させる名演技は、主演男優賞並みである。他にも言い訳をしたり、屁理屈を言ったり、言い逃れの達人でもある。
• ミホ(シン・ミナ)
年齢推定不可。人間の女の姿をした妖怪、九尾狐。
長い間、三神閣に封印されていたが、テウンの助けによって封印から解放される。
実体は動物型妖怪の狐女で、五感が並外れて発達している。遠くからでも見たり聞いたり匂いをかいで感じることが出来る能力を持っている。
肉が好き。特に彼女が好きな部位は韓牛のカルビ。
牛肉がない時は、しょうがなく鶏肉や、豚肉を食べる。
人間に対して憧れを持っていて、好奇心旺盛で明るく、ほとんど何も考えてなさそうにニコニコ笑っているが、時々真顔になってテウンを驚かせる。
体でする全てのことは、何回かすれば生活の達人級までになり、居候の寄生動物であるミホが次第にテウンの生活費を解決する軸となる。
• パク・トンジュ(ノ・ミヌ)
知的であたたかい姿の裏に、鋭く冷たい一面を隠している。
アフリカから極地方まで全世界の中で行ったことがない所がなく、医師免許を持っているにもかかわらず、獣医をしている謎の経歴の持ち主。
関心が無い事には水のように冷たく冷静であり、むしろ親切を装っているが、自分が望むことには強い執着心がみられる。クミホを追いかける彼の正体はミステリーに包まれている。
• ウン・ヘイン(パク・スジン)
テウンの演劇映画科の先輩。
折れてしまいそうなほどか細い、保護本能を掻き立てる容姿を持っていて、すでに大型企画会社に所属する注目の新人である。新入生のテウンが自分に一目惚れしたことを知っていながらも、テウンを上手にもてあそんでいる。
外見に反して欲深く嫉妬心も強い、それを分かってみれば女狐のような王女様。
主なロケ地• 一山湖水公園
京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)に位置する一山湖水公園は、面積が約30万坪に及ぶ東洋最大の人口湖水公園である。100種類以上の草花や20万本の木々が植えられている。芝生広場、人口島、野外舞台、サイクリングロード、植物園などの多様な施設が整った市民の憩いの場になっている。テウンとミホが愛犬のトンジャを連れてデートをした所として登場した。
• 中央大学(ソウルキャンパス)
韓国の私立学校である中央大学は、演劇映画学部があり多くの有名人が卒業、在籍している大学である。この中央大学のソウルキャンパスは、テウンが通う漢江大学として登場し、テウンが九尾狐に関して調査した図書館やテウンがお金を借りようとしたバスケットボールコートなど、さまざまなシーンが撮影された。
• KINTEX
京畿道(キョンギド)高陽市(コヤンシ)に位置するKINTEXは、韓国内の展示・コンベンション産業の国際化を達成するために建てられた施設として、さまざまなイベントなどが行われている。KINTEXの建物前にあるバス停留所は、テウンが登下校をした所として登場した。
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