朝鮮時代、明禮坊（ミョンレバン）と呼んでいたが、1945年になって明洞（ミョンドン）と呼ばれるようになった。名の通り、明るい街あるいは明るい村という意味がある。
今はソウルの中で一番賑やかな街の一つだが、最初は住宅街として造成され、忠武路（チュンムロ）の一帯が商業地域へ発展するにつれ、隣接地域だった明洞も商業地域へ変わってきた。
地下鉄4号線明洞駅から乙支路、ロッテデパートに続く約1ｋｍほどのエリアには、各種ブランド店、服屋、靴屋、アクセサリー、スポーツブランド店、レストラン、カフェ、映画館、劇場などが密集している。これほど多様なショッピングを楽しめる街はない。毎日多くの韓国人また観光客で賑わっている。観光客には便利な各種パンフレットなどが揃う観光案内所や明洞のメインストリートには、道案内をしているスタッフもいる。
2007年、外国観光客を対象にアンケートを実施したところ、韓国で一番来客が多かった場所として明洞が1位を占めたのは、ソウルの中心部であり、交通が便利で知名度も高いという点もあるが、ショッピングの天国と言われるぐらい、多くのお店が並んでいることである。日本人観光客が多い明洞には、日本語が話せる店員も多い。
1985年からは春・秋の年2回で「明洞祭り」が行われていて、世界的なショッピング観光地としての名声を高めてきていて、2000年3月には梨泰院（イテウォン）に続き、ソウルの観光特区として指定された。
〈参考：外国人の来客数〉
1位－明洞（58.1％）
2位－東大門ファッションタウン（56.2％）
3位－南大門市場（52.4％）
明洞近くにあるロッテホテルの横には、大型デパートのロッテデパートがあり、食料品から衣類などさまざまな物が揃う。また、各種ブランドを揃えたロッテ免税店もあり、多くの観光客が訪れている。
小さな衣料品店が集まる、ミリオレファッションビル、若い女性に人気。
明洞でのショッピングの楽しみの一つには、夕方頃から出現する露天商や屋台である。売られている商品のジャンルも幅広く、安いものが多い。また、ショッピングの途中に小腹がすいたら食べられるような韓国ならではの屋台も充実している。
多様な商品を販売する露店商
気軽に食べられる軽食屋台、言葉が通じなくても身振り手振りで買うことが出来る。韓国ならではの食べ物が多い。
フランス人のゴスト神父が設計し、1892年に着工、1898年に完工した明洞聖堂は韓国のカトリック教会の聖地であり心臓で本来は鐘峴聖堂という名で呼ばれていたが、1945年に明洞聖堂という名称に変えられた。宗教を超え、多くの観光客が訪れている。
ゴシック様式で建築された建物は、その価値が認められ1977年には史跡第258号と指定された。ゴシック建築を表す天に向かってそびえる塔は、高さが45ｍあり、建物事態はすべてレンガで建てられている。教会前のイエス像を通り中へ入るとステンドグラスの窓や大きな柱、2階部分には聖歌隊の歌う場所とパイプオルガンが見える。また地下には小聖堂があり、地下墓地には殉職者らの遺骨が安置されている。毎年12月24日には深夜0時からミサが行われ、多くの信者達が集まる。
韓国ドラマの撮影地としても定番で、ドラマ『美しい日々』でミンチョル（イ・ビョンホン）がヨンス（チェ・ジウ）にプロポーズした場面が印象深い。
| 明洞聖堂（韓国語 명동성당） | |
| 住所 | （日本語）ソウル市 中区 明洞 （韓国語）서울시 중구 명동 |
| 電話番号 | 02-774-1784 |
| ホームページ | http://www.mdsd.or.kr/ （韓国語） |
| 明洞（韓国語 명동） | |
| 住所 | （日本語）ソウル市 中区 明洞1街2 （韓国語）서울시 중구 명동 1가 2 |
| 電話番号 | 明洞観光案内所：02-757-0088 |
| ホームページ | http://www.myungdong.co.kr/（韓国語） |
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