星をとって

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作品紹介両親の事故によって突然5人兄弟の母親になるチン・バルガンと、氷のように冷たい性格を持ったウォン・ガンハが描く心温まるドラマが『星をとって』。 かっこよくて能力のある完璧な男性と結婚して、華やかに暮らすことが人生最大の目標だったバルガンに、ある日突然、試練が迫ってくる。

両親の突然の死、そして自分に預けられた血の繋がらない5人の幼い兄弟たち。捨てられた子供たちを引き取って、我が子のように育てていた心優しい両親を見て育った彼女だったので、どうしても見捨てることができず、母親になる決心をするしかなかった。彼女の人生挑戦記が、このドラマの内容である。年齢的には大人だけれど、まだ大人になりきれていない3人の若者たちが、どのように大人になっていくのかを見せる成長ドラマである。
普通は気に入られたいと思う相手にでも“星をとって”という鳥肌が立つような言葉を口にすることはできない。このドラマは、このような心の内を話すことが出来る相手を探し、あちこち駆け回る3人の若者たちの足跡を追いかけている。
両親が生きている時、バルガンにとって幼い兄弟たちはうんざりする存在であった。このうんざりする兄弟たちと一緒に生活する、狭い家から抜け出すために、素敵で完璧な男性であるウォン・ガンハに片思いし、彼にいつもいい印象を与えるために、カードを使って自分を着飾った。この時のバルガンにはガンハに“星をとって下さい”という幼稚な言葉を口にすることは絶対にできなかった。しかし、幼い兄弟に“星をとってあげる”と言うと、バルガンはうんざりしていた兄弟達に新しい愛を感じ、家長という重荷が自分を明日へを導く原動力という事実を知るようになる。
ドラマを見た視聴者たちも、隣にいる誰かに「あなたも星をちょっととってみて」と話せるような気持ちを持ってもらえればよいと企画された。
『噂のチル姫』のチェ・ジョンウォンと、『恋愛結婚』のキム・ジフン、『ソウルメイト』のシン・ドンウクが出演した。 日本で旋風的な人気を巻き起こしているKARAが主題歌を歌ったということも、放送当時に大きな話題を集めた。

作品名星をとって 
出演 チェ・ジョンウォン、キム・ジフン、シン・ドンウク、チェ・ヨンイン、イ・キョン
放送期間 2010、01、04~2010、03、16
放送局 SBS
監督 チョン・ヒョ
脚本 チョン・ジウ

あらすじ生命保険会社で働くチン・バルガン(チェ・ジョンウォン)は、5年間も勤務しているものの、営業成績最下位の記録更新中。

そんな境遇にもへこたれない彼女の原動力は、片思いしている会社の顧問弁護士であるウォン・ガンハ(キム・ジフン)の存在だった。冷たい性格と周囲から嫌われるガンハであったが、バルガンにとっては完璧な理想の男性だった。何とか彼に近づきたいと思うバルガンは、ブランド品を買い込んで自分磨きに忙しかった。ガンハが家政婦を探していることを聞きつけると立候補もする。
そんなバルガンの両親は病院を運営していた。実の子であるバルガンの他に、両親は善意の心から親に捨てられた子供を養子として迎え入れ、5人の幼い子供たちを育てていた。バルガンにとっては血の繋がらない兄弟は、うんざりする存在だった。しかしある日突然、両親を交通事故で失い、兄弟たちの母親代わりとなってしまう。

登場人物• チン・パルガン(チェ・ジョンウォン)

25歳、又の名を“存在感のないミス・チン”
職業は、JK生命のFC(業界関係者や顧客が粘り強い保険会社と呼ぶほど、保険勧誘員たちの粘り強い販売能力で持ち堪えているこの会社で、実績が最下位であるにもかかわらず5年間持ち堪えていることは、明らかに彼女の能力である。粘り強さだけは、他の追従を許さない不屈の韓国人である。)
両親の事故によって、突然、5人兄弟の母親になることになってしまった。特有の楽天家と社交性を武器に、状況を乗り越えながら人生を学んでいる。

• ウォン・ガンハ(キム・ジフン)
33歳、JK生命保険会社の顧問弁護士。
性格は、北極の氷も彼の前では申し訳なさそうに背を向けてしまう。なぜかと問われても、生まれつきと言うしかない。
同情のない世の中で、同情心もなく生まれてきたことは罪ではない。恥ずかしいと思うことでもない。ただ世の中に関心を持つのがめんどくさかった。
出生の秘密によって、氷の塊のように冷たい感情の持ち主になった。しかし、氷の中に隠れた温もりと寂しさがバルガンと出会って、少しずつ現れてくる。

• ウォン・ジュンハ(シン・ドンウク)
30歳、JK生命のシステム支援部のチーム長。
性格は、北極の氷も溶かすことが出来るほど、多情多感である。世の中で一番聞きたくない言葉が、冷たい人間という言葉だ。そう言われないように、時には疲れていても忍耐心を発揮して、すべての人たちに親切にした。親切、これは特別なものではない。他の人の話を聞くことである。人間はすべて、自分の話をしゃべりたいという欲望を持っている特別な類型の動物である。この欲望にどこまでも順応しながら生きてきた。
何故と言われれば、父親がそのような人間ではなかったからだ。
ガンハの義理の弟。兄に対する一方的な愛情から抜け出し、次第にバルガンに巻き込まれることになり、愛憎の感情を持つようになる。

• チョン・ジェヨン(チェ・ヨンイン)
28歳、チョン・グク会長の孫娘。JK生命のプログラム開発部次長。
アメリカの支社で1年間派遣勤務を行い、優秀な成果を収めて帰国した。
銀のスプーンと箸を口にくわえて生まれてきたという話顔負けの、すべての条件を完璧に兼ね備えて生まれてきた女性。
裕福な環境に生まれ、自身が持っている条件を楽しみながら、貴婦人ような暮らしを楽しんでいる女性たちを軽蔑していた。
しかし、女性として生まれてきたが、成功のために自分が女性であるという事実を無視して、ひたすら成功に向かって我を忘れて生きている女性たちもやはり好みではない。仕事と愛のすべてに成功する女性になりたいと考えている。
完璧な能力と背景によって、ガンハに恋心を抱いていた。後に、バルガンに巻き込まれるようになる。

• ウ・テギュ(イ・キョン)
22歳、天文学科の大学生。
性格は、状況によって右往左往する関係で、ただの多重人格だとされた。確実な路線を歩む2人の叔父と一つの家で生活してみて、あっちにも巻き込まれ、こっちにも巻き込まれてしまう。
ガンハの世間知らずの甥。いつも楽天的というよりも、問題児に近いトラブルメーカー。バルガンのことが好きになる。

主なロケ地• 弘済洞ケミマウル

韓国語でケミとはアリ、マウルは村という意味。 朝鮮戦争以降に、行き場を失った人々が住み始めた地域。ここで生活する人々が、毎日一生懸命に暮らす姿をアリに例えて、このケミマウルという名が付いた。2009年にこのケミマウルが位置する西大門区と建設会社による「光とグリーンが似合う村」プロジェクトが行なわれた。このプロジェクトでは、美術を専攻する大学生が家々の壁や塀に色鮮やかな絵を描いた。それまで訪問者がほとんどいかったが、村の雰囲気が明るくなり“路上美術館”などとも呼ばれ、今では多くの人々がカメラを持って訪れるようになった。
ドラマの中ではバルガンの住む町として登場した。

• 駱山公園
演劇の街として有名な大学路の繁華街を抜けると、小高い丘のような駱山がある。ソウルを取り囲んでいた内四山(南山、仁王山、北漢山、駱山)の一つである。山の形がラクダの背に似ていることからこの名前が付いたと言われる。
公園内には、駱山展示館、中央広場、展望台、運動器具などの設備が整っており、市民の憩いの場になっている。頂上付近からは、ソウル中心部の景色や夜景が楽しめ、デートスポットとしても人気がある。
ドラマの中では、流れ星にお願い事をするシーンが撮影された。

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