サンショウウオ導師と恋まじない

発行日

Categories:

作品紹介『サンショウウオ導師と恋まじない』は、5年ぶりに復活を果たしたSBSのコメディドラマである。2007年『走れサバ!』以後に公開されたコメディドラマ『ハイキック』シリーズとして韓国のコメディドラマ界に新しいブームを巻き起こした。「緑蛇メディア」や『純風産婦人科』と『ノンストップ』(2007年『走れサバ!』以後に公開されたコメディドラマは、『ハイキック』シリーズなどによって韓国のコメディドラマ界に新しいブームを巻き起こした。緑蛇メディア(製作会社 Chorokbaem Media)の作品、『純風産婦人科』、『ノンストップ』)などの各作品でその力量を認められたソ・ウンジョン作家によって描かれた作品として、放送前より期待が集まっていた作品である。ドラマの設定も独特で、これまでのコメディドラマにあった青春ストーリーや若い男女の愛などの素材を一切使わず、どこかみすぼらしく見える二人組みの泥棒の話となっている。ひょんなことからサンショウウオ導師となった二人組の泥棒と記憶喪失に陥った本物のサンショウウオ導師、そして偽者の導師を裏で操る天才ハッカー、泥棒を追う熱血女刑事まで、一人一人非凡なキャラクターが登場する。

このドラマでは、主人公に映画俳優のオ・ダルスやイム・ウォニなどがキャスティングされた事でも人気を集めた。また主人公に大人気K-POPアイドルグループSHINeeのミンホがキャスティングされた。初めての連続ドラマ主演とあって、韓国だけではなく日本でも人気を集めた作品となった。
そして、大人気K-POPアイドルがドラマにカメオ出演し、より多くの話題を集めた。SHINeeのテミンや少女時代のテヨン、SUPER JUNIORのイトゥク、BEASTのヨン・ジュンヒョン、INFINITEのエル、ZE:Aのファン・グァンヒ、IU、AFTERSCHOOLのジュヨン、A PINKのソン・ナウンなど、多くのK-POPアイドルの豪華出演となり毎回話題となる。

作品名サンショウウオ導師と恋まじない 
出演 オ・ダルス、イム・ウォニ、チェ・ミンホ、リュ・ヒョンギョン、イ・ビョンジュン
放送期間2012年1月27日~2012年3月30日 
放送局 SBS
監督 パク・スンミン
脚本ソ・ウンジョン 

あらすじ息子の手術費のために偽の薬を売って詐欺罪で捕まったソンダル、母親のためにヤクザの代わりに罪を被ったウォンサム。二人は刑務所で出会い、意気投合する。

出所したら真面目に生きようと互いに約束をするが、前科のある二人にはまともな社会生活が送れるはずもなく挫折してしまう。
そしてソンダルとウォンサムは、“麻浦(まぽ)二人組”という名前で空き巣狙いを始めた。ただ単に一般家庭へ空き巣を働くのではなく、不正を犯す警察署長や裏金を受け取る有名な野球監督の家などを狙う。そんなことからネット上では正義の“麻浦ルパン”と言われ有名になる。
そしてある日、二人は金持ちで有名なサンショウウオ導師の占い屋を狙う。占い屋に入ったところ餅を食べているサンショウウオ導師ボムギュに出くわすが、ボムギュは二人を見て驚き喉に餅が詰まってしまい、倒れてしまう。サンショウウオ導師がいきなり倒れたのに慌てたソンダルとウォンサムは、その場を去ろうとするが、突然訪れる客のギュソンに足止めされ、ばれてはまずいとサンショウウオ導師を演じた。
二人はギュソンから占い代金として、かなりの量の金額を貰った事をきっかけに3ヶ月間の間、導師のふりをして1億ウォン稼いで逃げる決心をした。
一方、父の死に関わるXの行方を追っていた天才ハッカーのミニョクは、Xの秘密を知っているかもしれないとサンショウウオ導師を訪ねる。そこで偽者のサンショウウオ導師ソンダルとウォンサムと出会うのだった。ミニョクはすぐに偽物だと気付くが、二人から脅迫され、仕方なく二人と手を組む事になった。ミニョクは、ソンダルたちが本物の導師に見えるよう陰から操るのだった。 
ソンダルとウォンサムは、ミニョクにばれないようボムギュの死体を処理しようと、密かに地下室に行き扉を開けるが、つい先ほどまで隠しておいたボムギュの死体が跡形もなく消えていた・・・。

登場人物• ソンダル役 (オ・ダルス)

猿知恵の天才!天下一品の話術の詐欺師
病気の息子を救うために、持って生まれた話術で詐欺師になるが、結局刑務所行きに。刑務所で出会ったウォンサムと“麻浦(まぽ)ルパン”と呼ばれる泥棒二人組を結成する。
ミニョクの助けと最高の話術、そして生まれながらの詐欺師気質で偽導師になりきるソンダル。常連のキョンジャを心から愛しているが、彼女が刑事であるため、気持ちを隠している。

• ウォンサム役 (イム・ウォニ)

単純で無知、純朴なキャッチャー出身のソンダルの助手。
高校時代、野球部の有望なキャッチャーであったが、左手を負傷後に暴力団と仲良くし始めた。母親と一緒に暮らしていた彼であったが、母親の世話をすると騙されて、暴力団の代わりに罪を被り刑務所でソンダルと出会う。
出所してソンダルと二人で“麻浦ルパン”という名前で空き巣狙いを始める。
麻浦ルパンでは、主に力仕事を担当し、キャッチャー出身なので、物を受け取り投げる能力が優れていた。また少しオタクのような趣味も持っていて、レーシングガールのギュソンを密かに愛している。

• ミニョク役 (チェ・ミンホ)

対人恐怖症の天才ハッカー
天才コンピューター博士であった父の影響で、幼いころからコンピューターをおもちゃのように遊んでいたミニョク。父の側で様々なハッカー技術を学びながら成長した。
父がこの世を去った後、海外に養子に貰われるミニョクであったが、唯一のおもちゃであるコンピューターをより深く探っていき、対人恐怖症に陥る。
20歳になり、帰国したミニョクは幼い頃のかすかな記憶を辿り、父の死と関係があるXに復讐するため追跡し始める。Xの秘密を知っているサンショウウオ導師を訪ねるが、導師の代わりを務めていたソンダルとウォルサムに出会うこととなる。本物のサンショウウオ導師の所在を掴むため、どうしようもなく偽者の導師達を助けることになるミニョク。明晰な頭脳と優れたハッカーの実力でソンダルの思い通りに動く。
そして、サンショウウオ導師の家に住むようになり、幼い頃の記憶を思い出し、父が残した暗号を解き始める。やがてソンダルとウォンサムと一緒に過ごすうちに、対人恐怖症だった性格が少しずつ変わっていく。

• キョンジャ役 (リュ・ヒョンギョン)

シャーマニズムの信者で子持ちの女刑事。
天然だが可愛く正義感あふれる女刑事。対外的にはCSI顔負けの科学捜査を追求する彼女だが、実際は靴下、下着、色合い、階段の段数なども気になる性格で、執念深くもある。何か気になる事がある度にカードで運勢を占う。
最近現場で、“麻浦ルパン”の重大な証拠であったウォルサムの大便を水に流してしまうという痛恨のミスを犯し、女性青少年系の仕事に異動となる。なんとか“麻浦ルパン”を捕まえて元の部署に戻ろうと、助けを求めてサンショウウオ導師を訪ねる。

• ボムギュ役 (イ・ビョンジュン)

記憶喪失に陥った本物のサンショウウオ導師。
占い好きの間では知らない人はいない程で、とても腕が良く、会うのが難しいと有名な本物のサンショウウオ占い師!そして綺麗な女性が大好き。
幼い時にサンショウウオのおかげで命拾いをしたことがあり、それが由来で“サンショウウオ導師”と名乗っている。
ソンダルとウォルサムが導師の家に空き巣に入った際に、喉に餅を詰まらせたためか記憶喪失に陥る。本来の記憶が戻ると素晴らしい占い能力を発揮する。
サンショウウオに関連するものを見ると、正常に戻ることもある。

主なロケ地• ギャラリー・カフェ「サンモトゥンイ」

付岩洞(プアムドン)に位置するギャラリーカフェ「サンモトゥンイ」は、2007年に放送されたドラマ『コーヒープリンス1号店』でハンソンの家として登場したことにより、有名なロケ地となった。高台に位置しているため、窓やテラスからは美しい景色が望める。
『サンショウウオ導師と恋まじない』では、ミニョクの父親を殺した殺人犯(謎の人物)Xがミニョクを連行した別荘として登場する。

• 南山階段

ソウルの中心に聳え立つNソウルタワーが位置する南山(ナンサン)は、南山公園として市民の憩いの場にもなっている。南山階段は、Nソウルタワーまで向かう途中に位置する階段。この場所は、『パリの恋人』や『私の名前はキム・サンスン』などでもお馴染みのロケ地となっている。
このドラマでは、ミニョクとジウンがじゃんけんをしながら階段を上がっていくシーンが撮影された。

• 木洞 オモク公園

ソウル陽川区に位置する公園で、すぐ横にはSBS放送局がある。オモク公園の周辺には放送局をはじめ、高層ビルのオフィスやアパートが立ち並んでいる。
公園内では自然に触れ合いながら散歩や休息を楽しむ人々が多い。
バスケットコートや噴水、休憩所などがある。
ドラマでは、ジウンが歌を歌っていたシーンに使われた。

[product id=”5802″ sku=”dosa_half”]