高句麗鍛冶屋村

発行日

ソウル近郊の京畿道九里市に位置している高句麗鍛冶屋村は2006年11月建立し始め、2008年4月正式に一般オープンした高句麗遺跡博物館である。全国でも唯一の鍛冶屋村撮影地でもある。
2007年MBCで放送され大話題になった「太王四神記」(主演:ベ・ヨンジュン、イ・ジア、ムン・ソリ)の撮影地として知られてから来客数が増加してきたが、雄大な建物や展示品から高句麗の鉄器文化をより理解してもらい、高句麗人の気性を受け継ぐための青少年の学習の場として活用されるなど巨大な野外博物館とも言える。 漢民族歴史至上、最も広い領土を確保した高句麗の国家発展をみることができる。
峨嵯山(アチャサン)で出土した高句麗の遺物が展示されている展示室と太王四神記が撮影された野外展示物(鍛冶屋村)で構成されている高句麗鍛冶屋村で一番の見所はやはりなんと言っても直径7mに至る巨大な水車。また、2階建ての高さに相当するかまどは鉄を溶かし、焼入れをして武器を生産する工程が見れるように設計されている。

高句麗鉄器文化
高句麗は三国中(高句麗・百済・新羅)で最も強い軍事力を保有し、特に5世紀には東アジア最強の軍事力を持ち、最盛期には満州南部から朝鮮半島の広大な領土を占領した。
これは高句麗が強力な鉄器文化を保有したため可能だった。1998年、発見された九里市 峨嵯山4堡塁(軍事要塞)では簡易鍛冶屋が発見されている。

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高句麗鍛冶屋村の展示案内
峨嵯山高句麗遺跡展示館
峨嵯山で出土された高句麗の土器類や鉄器類、資料などが展示されていて、専門家の説明および子供のための高句麗学習プログラムを通して高句麗の歴史と文化を探求・学習することが出来る。

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コムル村
高句麗鍛冶屋村の会議場所として作られた。コムル村の壁画には高句麗の古墳壁画で見られる青竜、白虎、朱雀、玄武の四神の中、北方の玄武を四方に描き入れられた。

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淵虎凱(ヨン・ホゲ)家
高句麗人は立式生活を好みカーテンのようなもので空間を区分していたと考えられる。ヨン・ホゲの家はチョックグドゥル(オンドルの一種)を設置し気楽に休憩が出来る空間、椅子を置いて接待が出来る空間、ベットが置かれている空間などで構成され、貴族たちの生活空間を想像・再現した。

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望楼
望楼は村を守り、周辺を監視するために造られたところで高句麗鍛冶屋村を守った望楼を再現するため、鍛冶屋村の先方に建てた。

鍛冶屋
高句麗は早くから青銅製武器を鉄器武器に代えた後、戦争で地域統合を成し遂げ、支配権力を強化し古代国家として発展していった。高句麗鍛冶屋に関する記録はないが、九里市峨嵯山の4堡塁で発見された簡易開示と高句麗壁画の鍛冶神に基づき、想像・製作した。直径7mもの水車がある。

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談徳(タムドク)家
談徳の家は一般の高句麗の家を再現したもので、高句麗のオンドルは現在のオンドルのように部屋の全体を温めるのではなく、部屋の中に火をいれて一部だけを温めるチョックグドゥル(オンドルの一種)の上で寒さをしのいだ。夏は、椅子に座って生活する知恵を働かせた。

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野外学習場
さまざまな韓国伝統的な遊びを楽しめる場所。

広開土太王碑
「国丘上広開土境平安好太王碑」は、高句麗第19代広開土太王(在位:391~412)の業績を称えるために、息子の長寿王が414年当時の首都であった国内城の東側丘(現在の中国吉林省集安市)に建てた記念碑である。高句麗鍛冶屋村に建てられた広開土太王碑を模型碑石で、高句麗の気性と華やかな文化を継承し、子孫に民族のアイデンティティー、歴史教育の場として活用するためのもの。

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野外公演場
約200名を収容可能な規模で、高句麗の舞踊や現場体験学習プログラムなどのさまざまな公演が用意されている。

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仙女湯
約200名を収容可能な規模で、高句麗の舞踊や現場体験学習プログラムなどのさまざまな公演が用意されている。

村の中の様子
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その他の施設、プログラムなど

瓦体験、三足鳥カラー拓本取り体験
毎週2週目、4週目の土曜日午後2時に鍛冶屋の水車と淵虎凱(ヨン・ホゲ)家の間で行われる。 (参加人員:4~6名、参加費:2,000ウォン)

学習プログラム
毎週2週目、3週目の土曜午後3時に学習場で“四神図物語”と“私たちの生活の中の高句麗”に関する解説(90分)が行われる。(参加人員:15名、参加費:5,000ウォン)

売店・カフェテリア
売店では飲み物や高句麗鍛冶屋村の記念品などが販売されている。カフェテリアでは望楼で鍛冶屋村を守っていた高句麗人の気性を感じながらティータイムを過ごせる。

ヨン様岩(勇俊石)
駐車場から峨嵯山の登山道に入り、表示板に従い右側の登山道を沿って登るとヨン様岩(勇俊石)が右手に見える。「太王四神記」ベ・ヨンジュンさんの撮影の時、見つけたことで「ヨン様の岩」とも呼ばれる「広開土大王の岩」も有名。

高句麗鍛冶屋村(韓国語 고구려대장간마을)
住所 (日本語)京畿道 九里市 峨川洞山45-1
 (韓国語)경기도 구리시 아천동산45-1
電話番号 031-550-2363
運営時間 3月~10月 平日:09:00~18:00 土・日・公休日:09:00~19:00
 11月~2月 9:00~17:00
 ※入場は閉館時間の1時間前までとなります。
 ※撮影スケジュールにより観覧時間が調整されることがあります。
休日 毎週月曜日、1月1日 ※旧正月、秋夕が月曜日の場合は運営
日本語 不可 
 日本語解説 毎週水曜日 10時、14時、16時
入場料 大人(19歳以上~64歳以下):3,000ウォン
 青少年(13歳以上~18歳以下):2,000ウォン
 子供(7歳以上~12歳以下):1,500ウォン
ホームページ http://www.goguryeotown.com/japan (日本語)