江華島は西海岸に位置する仁川広域市に編入され、韓国で濟州道、巨濟島、南海島、珍島に続き、5番目で大きな島。11の有人島と17の無人島があり、海岸線の長さは約99km。
ここには古代から人が住んでいたため、歴史的な遺跡が多く残されている。世界文化遺産に指定された支石墓はその中でも代表的である。 三国時代から軍事的な要衝の地として重要視され、様々な歴史事件の舞台になった所である。 先史時代のゴインドル(支石墓) や韓国の近代史の指標になる洋擾の跡が残っていて島全体が生きている博物館という意味で、「屋根のない博物館」とも言われる。 特に朝鮮後期、哲宗(チョルジョン)王が配せられた場所だけあって、哲宗王に因んだ資料が多い。
1998年、新江華大橋(1969年開通した旧江華大橋は閉鎖)が開通された以降、車両運行が便利になり、最近は週末の観光地として脚光を浴びている。
見所ポイント
江華ゴインドル(支石墓)- 史跡第137号
ゴインドルは、長さ71cm、高さ260cm、面積550mの青銅器時代の代表的な墓。冨と権力のある人物の墓であるが、共同の墓である場合もある。2000年11月29日第24次ユネスコ世界文化遺産委員会で高敞(コチャン)・和順(ファスン)のゴインドルと共に世界文化遺産に登録。
江華高麗宮址 - 史跡第133号
高麗時代、モンゴルの侵略を受け、江華島へ都を移した際、39年間宮廷の役割をした所。現在の高麗宮殿の跡は1977年に補修・浄化したもの。
江華歴史館
1988年9月開館した 江華歴史館は江華島の入口にあり、江華島の各種戦跡地と遺跡を見るにあたって役に立つ資料などが展示されている。 この歴史館の中でも有名な江華高麗銅鐘(宝物第11号)は、1688年に小鐘にしたものを1711年に再鋳造したもの。
草芝鎭(チョジジン)- 史跡第225号
海岸防御を目的に朝鮮孝宗7年(1656年)に構築した要塞。
德津鎭 – 史跡第226号
朝鮮時代の肅宗(スクチョン)王(1679年)に構築して要塞。南障砲台には大砲を展示している。
広城堡(クァンソンボ)
德津鎭、草芝鎭と共に江華海峡を守る大事な要塞で1656年に設置された。辛未洋擾の当時、一番激しかった激戦地だった。
江華島(韓国語강화도) | |
住所 | (日本語)仁川広域市 江華郡 江華邑 (韓国語) 인천광역시 강화군 강화읍 |
電話番号 | 032-930-3515 |
運営時間 | 09:00~18:00 |
日本語 | 可 |
ホームページ | http://www.ganghwa.incheon.kr/open_content/japanese/main/main.jsp(日本語) |