オレのことスキでしょ

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作品紹介爽やかで青いキャンパスを背景に、自身の夢に向かって熱く悩み、力強く走って行く青春の群像を描いた『オレのことスキでしょ』。考えるだけでも胸がドキドキするような単語が“青春”である。漫画のようなラブストーリーは、現実の世界にはかけらすらないが、まるで夢の中のように世の中が1mmも動かなくても、心だけはいつでもスタンバイしていた時期がある。この作品では、それぞれの輝きを夢見て走り続ける青春の真ん中に、主人公のギュウォンとシンがいる。

『美男(イケメン)ですね』のシヌ役で一躍スターダムにのし上がったジョン・ヨンファが、ギターだけしか知らないイ・シン役を、同じく『美男(イケメン)ですね』でテギョン、シヌ、ジェルミの3人の男の愛を受け、子役のイメージから抜け出したパク・シネが韓国の伝統弦楽器である伽倻琴(カヤグム)を演奏する少女イ・ギュウォン役に抜擢された。
『美男(イケメン)ですね』で、とうとう愛を成し遂げられなかったシヌと、ミニョが再開したという事実だけでも放送前から多くの関心を集めていた『オレのことスキでしょ』は、芸術大学へ通うギターの天才であるイ・シンと、 伽倻琴のに合わせた主人公たちの歌も見所である。

作品名 オレのことスキでしょ
出演パク・シネ、チョン・ヨンファ、ソン・チャンウィ、ソ・イヒョン 
放送期間 2011、06、29~2011、08、18
放送局 MBC
監督 イ・ミョンチョル、ソン・ドジュン
脚本 イ・ミョンスク、キム・ヒョンヒ

あらすじある日、イ・ギュウォン(パク・シネ)は友達に連れられて、イ・シン(チョン・ヨンファ)のバンド“The stupid”のライブを見に行く。そこで、告白する女の子に冷たく接するシンを見かける。そんなシンの態度はギュウォンにとっては最悪の第一印象だった。しかもその時シンに、国楽を退屈だと馬鹿にされる。二人の争いは実用音楽科と国楽科のプライドをかけた争いに発展する。

そんな中、大学では開校100周年記念講演のイベントの準備が進められ、演劇科でもないのにギュウォンは、ニューヨークのブロードウェイでも実力を認められた演出家キム・ソッキョン(ソン・チャンウィ)の推薦で公演の主役を演じることになる。
一方のシンも、“The stupid”のライブを見たという演出家から、公演のバンドに誘われる。シンはもともとやる気がなかったが、その公演の振付を担当するのが、シンの好きな舞踊科の教授であるチョン・ユンス(ソ・イヒョン)だということを知って引き受ける。
ユンスはソッキョンの元恋人でもある。こうして二人は大学の一大イベントに参加することになる。はじめは争っていた二人だが、しだいに相手のことを知りながら、自分にとって大切な存在になっていく。

登場人物• イ・ギュウォン(パク・シネ)

国楽と伽倻琴(カヤグム)を専攻。国内3大パンソリの名唱イ・ドンジンの孫娘である。
ギュウォンの父親は西洋音楽に反対していたドンジンを振り切ってピアノを専攻して中学校の教師になった。そして、ギュウォンを国楽の神童として育てたいドンジンの意地でギュウォンだけをソウルに残して、地方の中学校への辞令を受ける。
それから10年、ギュウォンは片意地を張った祖父ドンジンと生活をしていた。家では常にパンソリが流れ、携帯電話の着信音でさえ国楽でなければならなかった。こうして、他のみんなが知っているアイドルの名前さえ知らないまま大学生になる。
公演の演出家であるキム・ソッキョン、傲慢そのものの実用音楽科の学生イ・シン、この二人の男性との出会いによってギュウォンの大学生活はだんだんと混乱していく。

•イ・シン(チョン・ヨンファ)

実用音楽科ギター専攻。“The stupid”というバンドでボーカルとギターを担当している。ビジュアルは芸術である。清純漫画から飛び足してきたような存在。
口数が少なく、冷たい性格の持ち主。ただギターが好きなだけで、音楽以外のことには全て無関心である。
ただ一人の例外は舞踊科の教授であるチョン・ユンスだった。この女性が好きだった。しかしなぜ好きなのかは分からない。ギターのようにただ好きで、どんなに手に負えない状況が近づいてきても、この女性だけは守りたかった。
突然現れた演出家のキム・ソッキョンがユンスの心を揺さ振った。そして、はじめはユンスの心を揺さ振っていたが、次はイ・ギュウォンの心を揺さ振り始める。かっこ悪い男だが、かっこ悪い程に魅力のある男である。

•キム・ソッキョン(ソン・チャンウィ)

公演の演出家。最近ブロードウェイでの成功裏に創作劇を上演して帰国していた。
楽器の腕前もあり、歌の実力もある。
チョン・ユンスは、6年前にソッキョンを捨ててニューヨークのジャズバレエ団の夢をかけて離れていった女性である。しかし、予想もしていなかった事故によって、これ以上踊ることができなくなってしまう。とても憎いが、とても愛した女性である。
イ・ギュウォンは、純粋なのか、単純なのか感情がまっすぐに目に見える学生。何がうれしいのかいつでも笑っている。この笑顔がソッキョンの心に入り込んでくる。イ・シンに対しては、けなげに笑うギュウォンがシンによって涙を流し、シンによって心を痛める。それを見てシンに怒りが湧き上がってくる。

• チョン・ユンス(ソ・イヒョン)

舞踏家の教授。若くて美しい。芸大の学生時代、キム・ソッキョンと噂のカップルだった。才能を持って生まれた二人の美男美女カップルを皆がうらやましく見ていた。このユンスに機会が訪れる。ニューヨークジャズ舞踊団の団員に抜擢される。当然、ソッキョンを捨ててニューヨークに旅立った。それから数年後、公演途中に足首を痛め、プロ生活をあきらめて学校に戻って来た。足首を骨折した瞬間にユンスの人生も大きく折れてしまった。
ユンスにはこれ以上の夢がなかった。夢も抱くことも出来ない体になってしまった。この憂鬱と孤独に入り込んできたのがイ・シンだった。しかし、この若さは負担となった。わざと心にもないようなことを言って、心を突き刺す。

主なロケ地• ソウル芸術大学

京畿道安山市に位置するソウル芸術大学は、ドラマの中でも主人公達が通う文化芸術大学として多くの場面に登場し、ドラマのメイン舞台になったところである。爽やかな青春ドラマを感じさせるドラマポスターも撮影された。ソン・チャンウィの母校でもあり、他にも卒業生や在学生には俳優や芸能関係者が多い。

• 北村韓屋村

韓国を代表する古宮の景福宮や昌徳宮の間に位置し、朝鮮時代の上流層住居地として知られている。現在でも伝統韓屋が密集し、保存地区に指定されている。特徴的な瓦葺の家屋が立ち並び、朝鮮時代の雰囲気が感じられる場所となっている。ドラマの中ではギュウォンとシンの家として、度々登場する。

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