会いたい

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作品紹介韓国ドラマ『会いたい』は、『あなた、笑って』『私の心が聞こえる?』を執筆したムン・ヒジョン脚本家と、『ありがとうございます』『負けてたまるか』を手掛けたイ・ジェドン監督の二人によって作られたドラマだ。
15歳の初恋の思い出を全て奪われ、心に傷を負ったまま生きていく二人の男女のラブストーリーが描かれている。
『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『屋根裏部屋の皇太子』でトップアイドルから俳優への活動の幅を広げ、演技力も認められてきたJYJのユチョンと、『宮~Love in Palace』『私に嘘をついてみて』『コーヒープリンス一号店』など、出演するドラマを相次いでヒットさせてきたユン・ウネの二人の韓流トップスター、そして6歳の時から芸能界デビューを果たし、“演技の神童”とも呼ばれ一躍注目を集めたユ・スンホによって演じられる。
特にユ・スンホに関しては、少年から大人の男として変貌した姿にも注目が集まった。
また、主人公達の子役のキャスティングでも大きな話題を呼んだ作品だ。
『太陽を抱く月』でも共演を果たしたヨ・ジングとキム・ソヒョンの人気子役コンビによる迫真の演技で、序盤から視聴者を惹きつけた。

作品名会いたい
出演ユチョン(JYJ)、ユン・ウネ、チャン・ミイネ、ユ・スンホ、チョン・グァンリョル
放送期間2012,11,07~2013,01,17
放送局MBC
監督イ・ジェドン
脚本ムン・ヒジョン


あらすじジョンウは、アメリカに留学していたが一時帰国して韓国で暮らすようになった。そして夜の散歩中に初めてスヨンと出会う。しかし学校や街中では、スヨンの 父は殺人者であるという噂が流れ、スヨンは「殺人者の娘」と呼ばれ、いじめられてきた。一時期、ジョンウもその理由でスヨンを避けてはいたが、スヨンと友 達になろうとする。
ジョンウの祖父は莫大な資産家であるが、息子ハン・テジュン(ジョンウ父)とあまり仲が良くなかった。ジョンウの祖父が看護婦として知り合ったカン・ヒョジュとの間にできたカン・ヒョンジュン(ハン・テジュン異母弟。ジョンウの叔父)もいた。
ある日突然、ジョンウの祖父が急死してしまった。カン・ヒョンジュンに祖父の遺産を渡したくないハン・テジュンは、猟犬にカン・ヒョンジュンを襲 わせた。そして、チョン・ヘミ(カン・ヒョンジュンの叔母)は、その仕返しとしてジョンウを殺そうとするが、拉致する途中にスヨンがジョンウを助けようと して、一緒に拉致されてしまう。スヨンが拉致犯に暴行を受けているその隙に、ジョンウは一人でその場を脱出して父に助けを求める。
スヨンは、拉致犯達がジョンウを追いに行った隙にやっとその場から逃げ出すことができた。しかしこの事件を指示したチョン・ヘミと出くわし助けを求めるが、チョン・ヘミはスヨンを車で引き殺そうとアクセルを踏み込んだ。スヨンは、そのまま失踪してしまった。
一方でジョンウは、一人しかいなかった友達のスヨンを失い、悲しみが極限に達した。怪我で包帯を巻いた状態でも、スヨンを探し出そうと父のテジュンを押しのける。あまりにも辛い二人の運命がこの先どのように変わっていくのか・・・・。

登場人物・スヨン(ユン・ウネ)
29歳、ファッションデザイナー(別名:ジョイZOE)

ひどい嘘つき-ハン・ジョンウの初恋イ・スヨン
「二度と愛なんかに命をかけることはないわ。あの時は15歳だったからできたのよ。もう探さないで!」
15歳。
暴力を仕事としていた父は結局スヨンに“人殺しの娘”という札付きを残して死刑にされた。その為、街ではとても有名な子供であった。
学校では一人ぼっち。いつも頭を下げながら通学し、罪人ではないのに罪人のような扱いを受け生きてきた。しかし、初めて友達になろうと言ってくれた同級生の男の子と出会った。
一緒にいじめられ、泣いて、笑ってくれた・・・その子の名前はハン・ジョンウ。
ジョンウがそうしてくれたように、スヨンもジョンウの為なら出来ないことは何もなかった。
それで一生懸命守った。そうして始まった長い別れ・・・。

29歳のジョイ。
つらい話を笑いながらするのが得意だ。
明るくて堂々としている。しかしその姿は、なんとなく悲しく見える。
一言で言えば人を迷わす女だ。
身なりはボーイッシュだが、不思議と神経質で、
雨の降る日は、じめじめしていて嫌!と言いながら、何故か傘を持たずに外出したりする。だからといっておかしい女ではない。
しかし、彼女を狂わせようとする男がいた!
ハン・ジョンウ。
雨が降っても、雪が降っても、風が吹いても彼はいつも走ってきてスヨンの心の傷に触れてくる。
その度に、29歳のジョイが15歳のイ・スヨンに戻ってしまうのだ。

カン・ヒョンジョン(ハリー・ポリスン)。スヨンの恋人であり、友達であり、唯一の家族でもある。いつも魔法をかけたように、スヨンの辛い記憶を少しずつ消してくれる。
しかし反対に、初恋の人(ジョンウ)は毎日魔法のように不思議とスヨンの心の中に入ってくるのだ。またあいつだ!ハン・ジョンウ!

カン・ヒョンジュン(ユ・スンホ)
26歳 金融ブティック(個人財産運用家)

君のいない明日なんて想像するだけでつらい。-自分が掛けたワナに引っかかってしまったカン・ヒョンジュン。
「スヨン、これが君達の言う愛なのか?だとしたら、僕は多分、君の事を愛している。」
12歳の頃。
理由も知らずに母と生き別れになった。
待っていればいつか必ず戻ってくると信じていた。世界で一番僕を愛していると言ってくれた母であったから・・・。
だが、まだ12歳であった僕をハン・テジュンが殺そうとした時、母は来てくれなかった。一人恐怖に怯え続け、ついに恋しさが憎しみへと変わってしまった。
その時の心の傷が深く刻まれた。
その頃、イ・スヨンに出会った。
母を待っていたのだが、代わりにその子が来た。野良犬のように道端に捨てられたイ・スヨンと再び出会った時、これは運命だと信じた。
自分とどこか似ていた為、そんなスヨンの手を握った。そしてもう二度と一人にはしないと固く心に誓った。

26歳、ハリー・ポリスン。
子供のような純真無垢な目つき、まるで天使のような微笑。
だが、天使の翼の代わりに杖を突いている。飛ぶのはもちろん、走ったり、早く歩くこともできない。
子供の頃に、犬に噛まれた後遺症で足が不自由だ。しかし人の心を見抜くといった優れた才能を持っている。
何事にも動揺せず常に落ち着いている。口を大きく開けて笑わない。いつも笑顔だ。
大きな声で叫ぶこともない。求める答えを得るまでは、ただじっと相手を見つめるだけだ。

もちろん例外はある。
ジョイ(スヨン)といる時は、普通のカップルのようにスヨンに甘え、おしゃべりしたり、思いっきり笑ったりもする。
ジョイが14年ぶりにハン・ジョンウと再会し、ジョイの心が揺れるまでは・・・ 

キム・ウンジュ(チャン・ミイネ)
29歳 WEB漫画家

15歳。
一番愛する人は、いつも友達のように親しく優しい父。
一番尊敬する人もまた、義理深く正義感溢れた刑事である父。
そんなある日、父が突然の事故で死んでしまった。自分の進む道を外すこともできたが、父の為に我慢した。父を死に追いやった敵をいつか必ず見つけてやる!
しかし、現実はそう簡単にはいかず、警察試験に3度も落ちてしまっていた。

29歳。一ヶ月後には30歳になる。
やりたい事を全部果たせていないが、新しい家族と情を交わしながら普通に生きるだけでも幸せを感じることのできる欲のない女だ。
父に対する気持ちを心奥底にしまい込む。そしてまた、イ・スヨンに思いを寄せるハン・ジョンウに片思いする気持ちも・・・。
積もりに積もった問題ばかりで頭が爆発してしまいそうだ。

熱血、正義感、男気に富んでいるが、実際は臆病者で喧嘩を売っておきながら逃げることもある。
そのせいだろう、一瞬かっとなったら収拾がつかなくなるのは。
血、幽霊、犯罪、全て怖いものだが、推理漫画を連載する売れないWEB漫画家として稼ぐお金よりも、ストーリーをイメージするために使う酒代の方が一番怖い。
世間の流れに悩み、連載中の推理漫画のストーリー作りに悩み、あちこち関与するうちに偶然知り合った他人の秘密を知って悩み、その中でも一番の悩みは、自分自身がスヨンに必要以上に執着するジョンウに惚れていること。
この恋は常に一方通行。しかもとても険しい道だ。

主なロケ地
全州(チョンジュ)はソウルから南に約230kmのところにある、全羅北道(チョルラプット)の行政・教育・文化の中心地である。
ドラマでは、ジョンウとスヨンが子供の頃に初めて出会う場所や初恋の場所などのシーンで用いられた。
その他には、18話でジョンウがスヨンを連れてジュ刑事の父親が経営するペンションに向かうシーンや、ジョンウがスヨンの気持ちをなだめる為にメタセコイアの道を二人で散歩するシーンなどが撮影された。

ロッテプレミアムアウトレット
2011年12月2日、ロッテが坡州にオープンさせたプレミアムアウトレット。
ソウル中心部から車で約1時間程の場所にあり、煉瓦色の壁と建物の間をつなぐ長くておしゃれな橋が特徴的だ。沢山の有名ブランドが入店し、車で訪れるお客の為に地下が全て駐車場となっている。
ドラマでは、ジョンウとスヨンがデートをしたシーンが撮影された。きらきらと光るツリーなどのイルミネーションでクリスマスムード高まる雰囲気の中、二人は同じ赤いマフラーをしてデートを楽しんだ。

龍鳳亭(ヨンボンジョン)近隣公園の近く(街灯の道)
ソウルの黒石洞(フクソッドン)という地域に位置していて、ジョンウとスヨンが学生時代に歩いていた道や座って話をしたシーンなどが撮影された。