みなさんこんにちは
昨日からお天気が崩れ、ソウルも梅雨に突入しました。
今日も朝から空が薄暗いです。
今回は、北ソウル夢の森で開催された“端午祭り”をご紹介します。
先週の6月13日(木曜日)から6月16日(日曜日)まで開催されていました。
日本では毎年5月5日が端午の節句として知られていますが、
韓国では旧暦の5月5日が端午の名節となっています。
今年は6月13日が端午にあたります。
韓国では端午(タノ)といわれ、この日には各地でさまざまな行事が行なわれています。
1年の健康や豊作を祈ったり、厄払いをしたり、
蒸し暑い夏を乗り切るために旬の食べ物を分け合って食べたり、伝統的な儀式や風習が強く残されています。
ソウルの江北区に位置する北ソウル夢の森は、広大な敷地に公園施設が広がっています。
周辺市民の憩いの場として、常に多くの人々が訪れています。
端午祭りは、公園の各所が会場となっていました。
公園内には小高い山もあり、たくさんの緑に囲まれています。
週末にはテントを張ってピクニックをする家族連れが多いです。
公園の一角には水遊び場もあり、小さな子供たちで賑わっていました。
公園の中心にある広場には、たくさんのブースが並び、さまざまな体験プログラムが開催されていました。
長命縷(チャンミョンル)と呼ばれる5色の糸から作る長寿や厄除けの意味を持つお守り、菖蒲湯で洗髪をして健康な髪を保ったり厄除けをする風習など、端午ならではの体験が行なわれています。
また、扇子の絵付け、福袋、メドゥプ(組み紐)、藁工芸などの伝統工芸体験から、アクセサリー、Tシャツなど、さまざまな技術を使った体験も行なわれ、家族一緒に楽しんでいます。
食べ物のブースも並んでいます。
伝統的なお菓子を試食したり、お餅つきなど、自分で作る体験も行なわれています。
砂糖を溶かして作るタルゴナと呼ばれるカルメ焼きにも挑戦していました。
専用の木型で模様を作る伝統餅はとってもきれいです。
お菓子の箱や包み紙を再利用して作ったアート作品の展示が行なわれていました。
電気で動くものや、作品に乗って写真が撮れるものなどもあります。
腕相撲大会も行なわれ、たくさんの男性が集まっていました。
昔から大きな行事の際には、村の男たちが集まってシルムと呼ばれる伝統的な格闘技を行なったり、
力を競い合ったといわれています。
広場では、さまざまな伝統遊び体験も行なわれています。
自分たちで作った凧を揚げて楽しんでいる子供たちもたくさんいました。
今回の行事ではさまざまなジャンルの公演も行われています。
公園内にはステージも設置されていました。
こちらは農楽と獅子舞の公演です。
子供から大人まで気軽に公演を鑑賞することができます。
韓国の行事では、伝統的な儀式や風習に触れることができます。
子供たちに伝統文化を伝えるよい機会でもありますね。
韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに行われるイベントもチェックしてみてください。