韓国の秋夕(チュソク)

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みなさんこんにちは 

ソウルは朝晩と日中の気温差が激しいですが、 
秋らしい爽やかな気候になってきました。 
先週には韓国を代表する行事の一つ“秋夕(추석/チュソク)”があり、 
昨日まで大型連休を過ごした人々も多いです。 

秋夕には、家族や親戚が集まって過ごすため、地方へ向かう人々も多くなります。 
そのため、連休中には高速道路が渋滞したり、長距離列車や高速バスも満席となります。 

秋夕は、秋の実りを先祖に感謝し、収穫物を分け合ったり、地方によってもさまざまな風習や文化が残されています。 
多くの家々では、茶礼と呼ばれる儀式を行ったり、お墓参りに行きます。 
また、満月を見ながら、伝統遊びを楽しんだりしています。 

この秋夕連休中には、伝統的な風習や文化が、次の世代へと受け継がれています。

こちらは秋夕連休のソウル駅です。 

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果物や生活用品などの贈り物と大きな荷物を持ったたくさんの人々が、列車に乗ってふるさとへ向かう姿があります。 
各地の看板には「楽しい秋夕をお過ごし下さい」「ふるさとまで気を付けて行ってきてください」などの横断幕も見られます。

秋夕の早朝に、茶礼(차례/チャレ)が行なわれます。 

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その年に収穫されたものや秋夕に欠かせない松餅(송편/ソンピョン)などのお供えものが準備されます。 
秋夕の前から、お供え物や料理の準備を行うため、各家々の女性たちはとっても忙しくなります。 
茶礼の儀式は、男性が中心となって行います。 
先祖に酒を注ぎ、祭壇の前でジョル(절)と呼ばれる最敬礼を行ないます。 
茶礼を行なった後には、家族や親戚が集まってお供え物を分け合って食べます。

韓国のお墓参りは省墓(성묘/ソンミョ)といいます。 

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韓国のお墓は土葬が多く、秋夕の前には伐草(벌초/ポルチョ)と呼ばれる、お墓の周りの草刈作業が行なわれます。 
そのため、秋夕前の週末にも伐草を行なうために地方へ向かう人々が多くなります。 
ニュースでは秋夕前から、渋滞情報や草刈をする時の注意などが話題に挙がります。

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秋夕は旧暦の8月15日となり、満月の月明かりの下で、宴会をしたり、伝統遊びを楽しんだりしています。 
農耕社会の中で、月の満ち欠けは大変重要なものであったことも分かります。 
今年はお天気に恵まれ、各地で美しい満月が見られたようです。

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地方の田んぼや畑では秋の実りが感じられます。 

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市場やスーパーマーケットにも、新米などが並び、秋の味覚が味わう季節となりました。 

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韓国でも核家族化によって、家族や親戚が集まる機会が少なくなったり、連休を利用して海外旅行に出かけたり、 時代と共に秋夕の過ごし方も変わってきているようです。 
しかしながら、秋夕には韓国ならではの伝統的な風習や文化、先祖や目上の人々を敬う儒教精神などがより強く感じられます。 
韓国の伝統衣装である韓服を着ている人々の姿も多く見られます。 

韓国旅行へお越しの際は、韓国の伝統文化や風習にも触れてみてください。

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