みなさんこんにちは
今日の朝は気温が6度まで下がり、冬のような寒さとなりました。
朝晩と日中の気温の差も激しくなっています。
今回は江原道の雪嶽山国立公園内にある、新興寺(신흥사/シンフンサ)とケーブルカーをご紹介します。
広大な敷地の雪嶽山国立公園内には、各方面へと続く登山コースとさまざまな見所があります。
新興寺は、雪嶽山を訪れる多くの観光客や登山客が参拝に訪れるお寺です。
652年に創建され、創建当時は香城寺と呼ばれ、別の場所に位置していたといわれています。
数回の火災によって再建を繰り返し、1644年に現在の場所にお寺が建てられました。
この時、霊瑞、蓮玉、恵元という3人の僧侶が夢の中で神に導かれ現在の場所にお寺を建てたため、「神興寺」と名付けられたといわれています。
そして1995年に、「新しい時代の寺院」という意味から、「神興寺」から「新興寺」へと改名されました。
雄大な自然に包まれた名刹です。
新興寺には、登山コースも続いているため、ここから登山をスタートする人々も多いです。
特に紅葉シーズンは混雑するほどの人出です。
お寺の門を入ると、統一大仏像が見られます。
青銅弥勒大仏として、台座と仏像を合わせると18,9mとなります。
南北統一を祈願して建てられました。
大仏の背後にある木々も紅葉し、とってもきれいです。
さらに川を渡ると、四天王門があります。
お寺の青い瓦屋根が鮮やかに輝いています。
こちらは1647年に建てられた本堂の極楽宝殿です。
境内には、お寺の歴史を伝えるさまざまな文化財が保存されています。
お堂内には、阿弥陀三尊仏坐像が安置されています。
建立当時に造られたといわれる梵鐘も保存されています。
お寺の周辺から見渡す山々の景色も絵のような美しさです。
雪嶽山はケーブルカーを使って上ることもできます。
このケーブルカーは、権金城(권금성/クォングムソン)の中腹を繋いでいます。
約670mの地点に位置しています。
ケーブルカーは、短時間で山頂へのアクセスが可能なため、多くの人々に人気を集めています。
お寺に向かう途中にケーブルカー乗り場があります。
紅葉シーズンには、ケーブルカーが特に大混雑します。
この日は紅葉のピークシーズンであるだけではなく、週末ということもあり、乗車まで5時間待ちでした。
権金城は、高麗時代に敵の侵入を防ぐため、権と金という二人の将軍が築いたといわれています。
権金城には展望台があり、国立公園の美しい景観や東海を見渡すことができます。
また権金城の山頂へと続く登山コースも続いています。
国立公園ではさまざまな動植物が見られますが、かわいいリスの姿を発見しました。
お寺の参道やケーブルカー乗り場の周辺には、たくさんの食堂やお土産物屋さんがあります。
これから登山をスタートする人々やすでに登山や参拝を終えた人々で賑わっています。
地元の郷土料理やマッコリなどを味わっています。
また、川沿いではお弁当を食べながらピクニックをしている人々もいました。
江原道を代表する観光名所としても知られ、多くの外国人観光客も訪れています。
雪嶽山の紅葉は、ニュース等でも報道され、韓国でも人気紅葉スポットとなっています。
韓国旅行へお越しの際は、地方の名所もお訪ねください。