みなさんこんにちは

最近のソウルは最高気温も氷点下という厳しい寒さが続いています。
お天気がよくても風がとっても冷たいです。

今回は汝矣島公園（여의도공원／ヨイドコンウォン）をご紹介します。
漢江の中洲である汝矣島は、国会議事堂や証券会社、放送局などが集まるオフィス街となっています。
汝矣島公園は、高層ビルが立ち並ぶオフィス街の中でも自然が感じられる都会のオアシスです。
さまざまな植物が管理され、公園内には“自然生態の森” “韓国伝統の森”“文化の広場”“芝生の広場”など、テーマ別の公園が整っています。
ビジネスマンや家族連れ、カップルなど、多くの人々が訪れています。

汝矣島公園は、汝矣島の中心を横切るように縦長に位置しています。
約６９，４３５坪の広大な敷地となっています。
公園を囲むように、散策路とサイクリングロードがあります。
散策路を歩いたりジョギングしたり、運動をしている人々の姿も多いです。

特徴を持ったテーマ別の公園施設は、自然を感じながら散策をする人、ピクニックをする人、運動をする人など、
さまざまな目的によって公園を利用することができます。
“自然生態の森”には、木道の散策路や池があり、自然生態の学習の場ともなっています。
都会ではなかなか見られないシマリスなどの野生動物を見ることができます。

“韓国伝統の森”に位置する池は、冬のこの時期には一部が凍っていました。
池の中には人工の島も造成され、水鳥たちの姿もあります。
東屋から眺める池や、冬の雪景色もとってもすばらしいです。

公園内には、ハングルの制定を行った朝鮮王朝第４代国王の世宗大王の銅像があります。
世宗大王の時代には、ハングルの文字だけではなく、文化、農業、科学、軍事政策など、ざまざまな発展を遂げました。
歴代君主の中でも最も偉大な業績を残したといわれています。
銅像の周りには、ハングル（訓民正音）の業績を描写した浮彫、
水時計の自撃漏（チャギョンル）や日時計の仰釜日晷（アンブイルグ）などの発明品のモニュメントも飾られています。

散策路の一部には“健康指圧歩道”があります。
小さな石や玉が敷き詰められた歩道の上を靴を脱いで歩くと、足裏のつぼが刺激されるようになっています。
血液循環や免疫機能に効果があります。

他にも、子供達の遊び場や運動器具が設置された運動場などがあります。
自転車の貸し出し、ローラースケートやボールなどの遊具の貸し出しも行われています。
小さな子供達の遊び道具も公園内で貸し出しが行われているので便利です。
車の通らない公園の広場は、子供達も安心して遊べます。
公園の中でも広大な敷地が一目で見渡せる“文化の広場”には、
バスケットゴールやサッカーゴールが設置されていたり、公園内のどこからでも見える太極旗が掲げられています。
野外舞台もあり、イベントなども開催されています。

公園を囲む散策路の途中には、公園案内所、コンビニエンスストア、カフェ、小さな図書館などの施設もあります。

汝矣島公園の隣には、今年８月に大型ショッピングモールの“ＩＦＣモール”もオープンし注目を集めています。
都会の中心地で自然を満喫したり、ショッピングを楽しむことができます。

汝矣島はソウルを代表する桜の名所としても知られています。
公園内の景観も季節ごとに趣が変わり、それぞれ違った自然の美しさが感じられます。

韓国旅行へお越しの際は、ソウルの公園にも行ってみてください。