みなさんこんにちは
先週に引き続き梅雨の不安定な気候が続いています。
湿度が高く、蒸し暑いです。
今回は坡州長湍豆展示館をご紹介します。
長湍豆は、ソウル近郊に位置する京畿道坡州市長湍(チャンダン)の特産物となっています。
坡州長湍豆展示館は、北朝鮮との軍事境界線にも近い臨津閣観光地内にあります。
長湍地域で生産される長湍豆は、味や栄養価が高く、昔は王にも捧げられた豆といわれています。
毎年11月には坡州長湍豆祭りも開催されています。
軍事境界線付近のこの長湍地域は、人々の出入りが制限されているため、
今でも豊かな自然が残され、きれいな空気と水によっておいしい豆が生産されています。
展示館では、長湍地域で生産された豆や豆に関するさまざまな資料が展示されています。
国内唯一の豆をテーマにした展示館となっています。
展示館は、無料で見学することができます。
臨津閣観光地は、軍事境界線付近を望む展望台や朝鮮戦争に関する展示物、
小さな遊園地、公園施設などがあり、平和への願いが込められた施設となっています。
民間人統制区域の外にあるため、誰でも自由に出入りができ、多くの家族連れが訪れています。
展示館も家族一緒に観覧していました。
豆をテーマにした珍しい展示館です。
豆の種類、栄養成分、豆が育つまでの過程、昔の農機具などの資料が展示されています。
大きな展示館ではありませんが、豆に関するさまざまな情報が得られます。
豆には、健康にも美容にもさまざまな効果があることが分かります。
韓国の豆料理では、醤油や味噌、コチュジャン、チョングッチャン、豆腐などが紹介されています。
日本とは違う豆の食文化に触れることができます。
また世界の豆料理も紹介されています。
豆を原料としてさまざまな形に加工された製品もあり、衣類や化粧品などが展示されています。
豆からいろいろなものが開発されていることが分かります。
こちらは醤油や味噌を作る過程が紹介されています。
テンジャンと呼ばれる味噌を作る過程には、豆のペーストを固めて藁でくくったメジュが作られます。
韓国の伝統市場でも見られますが、メジュの見本が展示されていました。
醤油や味噌は、韓国料理にも欠かせない食品であることが分かります。
こちらは豆腐を作る過程が紹介されています。
昔ながらの製法で作られる様子がよく分かります。
人形を使った豆腐作りの様子や伝統家屋などの展示も行なわれています。
豆で描いた世界地図や豆から作られた人形などの芸術作品も展示されています。
色々な角度から豆について学ぶことができます。
地域に密着した展示館を見学してみるのもおもしろいですね。
展示館の隣には、周辺の特産物を集めたお店があります。
野菜や果物、保存食品などさまざまな商品が並んでいます。
韓国旅行へお越しの際は、博物館や展示館にも行ってみてください。