南山の名所“愛の南京錠”

発行日

2012年5月4日

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みなさんこんにちは

最近のソウルは晴れ間が続き、特に日中は蒸し暑い気候です。
気温が急激に上がり、「春はどこへ？」「春はもう終わり？」という声も聞こえてきます。
ゴールデンウィーク中に韓国旅行へお越しいただいている観光客の方には、絶好の行楽日和となっています。
韓国でも５月５日は“こどもの日（어린이날／オリニナル）”です。こどもの日は、毎年お休みとなりますが、今年は土曜日と重なっていることもあり、週末休みの会社員たちにとっては「ちょっと残念・・・」という声も聞こえてきます。明日は、子供たちが楽しめる遊園地や動物園が多くの家族連れで賑わいます。

今回は、Ｎソウルタワーの横にある展望施設に掛けられた“愛の南京錠”をご紹介します。
ソウルの中心に位置し、南山の頂上に立つＮソウルタワーは、ソウルを訪れる観光客の多くが訪れています。
世界各国の人々が訪れるＮソウルタワーですが、韓国では恋人たちのデートスポットとしてもメジャーです。
南山は海抜２４３ｍあり、頂上からはソウルの街並みが一望でき、夜には幻想的な街明かりの夜景が楽しめます。

多くの人々で賑わうＮソウルタワー入口前の広場では、さまざまなイベント、コンサートなども行われています。
展望だけではなく、南山、Ｎソウルタワーではいろいろな楽しみ方があります。
そして、この場所がデートスポットであることがよく分かるのが、Ｎソウルタワーの真横に位置する展望施設のルーフテラスに掛けられた大量の鍵です。あまりの鍵の多さにびっくりします。
韓国のバラエティー番組やドラマなどでも放送され、より多くの注目を集めています。

“愛の南京錠”と呼ばれ、恋人たちが“永遠の愛”を誓って鍵を掛けています。
プロポーズの記念、軍隊や留学に行く前の愛の約束、合格祈願など、鍵を掛ける人の思いもそれぞれです。
数万個の鍵が掛けられているフェンスには、すでに隙間がないほどです。Ｎソウルタワーのショップにも鍵が売られています。

Ｎソウルタワーの近くから、タワー全体を写真に収めるのは一苦労・・・。地面に横になりながら写真を撮っている人がいました。

こちらは中央が斜めに傾いた不思議な形をしたベンチです。自然と密着してしまう、恋人たちのベンチです。

Ｎソウルタワーの展望台からは、３６０度のソウルの景色が眺められますが、ルーフテラスからもソウル中心部の街並みや漢江、遠くの山々が見渡せます。
景色と一緒に写真を撮る観光客で賑わっています。

鍵を掛けるのは韓国人カップルばかりではありません、いろいろな国の言葉でメッセージが書かれています。ここを訪れた外国人観光客も記念に鍵を掛けているようです。
鍵の形や大きさもいろいろあります。色とりどりの鍵が掛かり、カラフルなフェンスになっていますが、とっても重そうですね。
たくさんの思いが込められたこの場所は、鍵を掛けた恋人たちにとっての思い出の場所です。
この場所で何人の人々が鍵を掛けたのでしょうか？
大量の鍵が掛かったテラスは展望施設としてだけではなく、南山の名所になっています。