南大門市場

発行日

南大門市場は南大門(崇礼門)の付近にあることから名付けられたもので。東大門市場と共にソウルの代表的な市場である。大韓民国の国宝1号に指定されている南大門は、2008年2月の放火によって大部分が焼失してしまい、現在修復工事が行われている。その為、南大門を直接見ることは出来ないが、南大門市場は地元民だけではなく観光客でも常ににぎわっている。
朝鮮王朝の太宗の時代(1414年)に南大門の周りに市場が並び始め、活気を帯び始めたのは朝鮮後期からで「中央物産市場」という名前に変わった日本植民地時代を経て、現在の姿に整えたのは韓国戦争以来からだ。
児童衣類、女性衣類、男性衣類をはじめ、生活雑貨、民族工芸と輸入用品など日常生活で必要とするほとんどの商品を取り扱っていて、韓国を訪ねてくる観光客は必ず立ち寄るところでもある。
2008年後半から2010年に至るまで、円高ウォン安の影響でショッピングを目当てにして韓国を訪問している日本人には南大門市場が決まったコースになっている。入り組んだ道の多い市場には観光客用に観光案内所が設置されている。ここでは南大門の地図などをピックアップすることが出来て便利。また観光客向けのイベントなども行われている。
約1万172個の店舗が営業中で、一日の来客数30万~40万の中で外国人観光客は1万人以上に至る。若者向けの市場へ変化しつつある東大門市場の戦略に歩調を合わせるため南門市場もリモデルを企画中。南大門市場は夜11時に開店し、早朝4時には全国から来る小売商でにぎわう。

namdeamun01
namdeamun02
namdeamun03

南大門市場で売られているものは・・・?
韓国最大の総合市場として、児童服、男性衣類、女性衣類、各種繊維製品、日用雑貨、台所用品、工産品、民俗工芸、土産品、装身具、輸入商品、食品雑貨、農水産物、日常生活に必要なすべてのものを、全国の小売店と消費者に安い価格で提供するための流通構造の卸売、小売の機能を兼ね備えている。また韓国料理を中心に南大門で働く人々が気軽に食べれるような食堂がたくさんある。
関連している商品は同じ道沿いやブロックに集中しているので、子供服通り、女性服通りなどと呼ばれる商品別の路地、通り名がある。

namdeamun04
namdeamun05
namdeamun06
namdeamun07
namdeamun08
namdeamun09

高麗人参市場
韓国らしい商品市場として高麗人参のお店が20店以上密集している市場がある。南大門市場内の南大門劇場ビル2階にある高麗人参流通センターには7つのお店が入っている。ここでは卸売、小売で市販価格より20~30%安く品質によい高麗人参を購入することが出来る。それだけではなく、水参(乾燥させていない高麗人参)、高麗人参茶、紅参(高麗人参の根を蒸して乾燥させたもの)など他にも韓国健康食品も揃っている。

南大門市場(ナンデモンシジャン) (韓国語 남대문시장)
住所 (日本語)ソウル特別市 中区 南大門路3街 30-31
 (韓国語)서울특별시중구남대문로3가 30-31
電話番号 02-752-5728
運営時間 年中無休
日本語 南大門観光案内所 ー 可