宮廷女官チャングムの誓い

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作品紹介「54回で終了しましたよね。私にとっては54回の試練でした。何といいますか、このように言うのは申し訳ないのですが、私はドラマ一本で5年も歳をとったようです…(中略)チャングムの誓いを通してより多く、多くの人々を抱擁するための事物に対する視角がより広く、深まったと感じます。また、俳優という立場を立場を超えて、イ・ヨンエという人間としてより多くのことを学ぶ契機となったように思います。」
2008年9月26日MBCドキュメンタリー[私はイ・ヨンエ]より チャングムという一人の女性が宮廷に入って女官、女医となる過程を描いた宮廷女官チャングムの誓いは、50%を越える視聴率で2003~2004年最高の話題作となり、日本、中国、台湾などのアジアはもちろん、オーストラリア、ヨーロッパなどにも輸出され、世界的に愛されている作品。同放送局で空前のヒットとなったドラマ<許浚>の女性版という点、また、映画『春の日は去りぬ』以来、3年という空白の後にイ・ヨンエが主演を演じた長編時代劇ということで、放送初期から巷の関心を引いたが、放送が終わった今でも世界各国で『宮廷女官チャングムの誓い』が語り継がれているという事実は驚くべきことだ。
『宮廷女官チャングムの誓い』を単なる「一人の女のサクセスストーリー」と一言で決め付けてしまうには物足りない。『宮廷女官チャングムの誓い』はテレビという視覚的次元を超えて文化的に大きな影響を与えたが、その代表的なものとして、宮廷料理の普遍化と世界化をあげることができる。
毎回欠かすことなく登場したおいしそうな宮廷料理は、これまで高級でなじみの薄いものと考えられていた宮廷料理を一般人の生活の中に浸透させ、『宮廷女官チャングムの誓い』が輸出されることで自然と韓国の宮廷料理が世界に紹介されることになった。 のみならず、ドラマ『宮廷女官チャングムの誓い』を原作としたアニメーション『チャングムの夢(26部作)』をはじめミュージカル『宮廷女官チャングムの誓い』を誕生せしめ、2006年には放送従事者が選んだ今世紀最高のドラマ第1位に選ばれるという栄光にあずかった。(参考、2位‐私の名前はキム・サムスン、共同3位‐勝手にしやがれ、花より美しく) 放送が終了して数年経った今でも60か国に輸出され、その国の言語に生まれ変わわっている<宮廷女官チャングムの誓い>はもはや韓国の<宮廷女官チャングムの誓い>ではない。
世界の人々がなぜ『宮廷女官チャングムの誓い』に熱狂するのだろうか。また『宮廷女官チャングムの誓い』から何を感じているのだろうか。 世界中で『宮廷女官チャングムの誓い』ブームが巻き起こっている今、作家イ・ヨンヒョン氏のインタビューは一考の価値がある。

「チャングムが聖人ではない方がいいと思って描きました。基本的な欲求に忠実に行っているうちに成功したというストーリーにしたいと思いました。好奇心と情熱、単純さを与えました。チャレンジ精神に満ちた、複雑さのない人物、成功したいという欲求、ほめられたいという欲求がとても強い女性がこのチャングムです。母親に叱られて体罰を受けながらも”なぜだめなの”と質問するチャングムのキャラクターです。」‐2004年3月シネ21インタビューより

作品名 宮廷女官チャングムの誓い
出演イ・ヨンエ、チ・ジニ、ホン・リナ、ヤン・ミギョン、キョン・ミリ、イム・ホ 
放送期間2003年 9月 15日~2004年 3月 30日(毎週月・火、全54話) 
放送局MBC 
監督 イ・ビョンフン
脚本キム・ヨンヒョン 

あらすじパク・ミョンイ(チャングムの母親)は、チェ・ソングム(チェ尚宮)の計略によって殺されるが、チャングムに水剌間(スラッカン)の最高尚宮になって悔しさを晴らしてほしいという遺言を残していた。

数年後、女官として水剌間に入ったチャングムは、クミョン、ヨンセンなどの友人と共に善なる競争を繰り広げ、師匠であるハン尚宮からの教えを受けて水剌間での修練を続けていた。当時、 水剌間の最高尚宮だったチェ尚宮の計略によりチャングムは済州島に島流しにされる。
そこで偶然に女医のチャンドクに出会い、女医になれば再び宮廷に入れるということを知り、チャンドクに医術を学び、様々なたくらみや試練に打ち勝って漢陽に上り女医の試験に合格して再び宮廷に入る。
チャングムは様々な功績を立てて尚宮となり、母親の恨みを晴らし、女医となって当時の王だった中宗から厚い信頼を受けるようになる。

登場人物• イ・ヨンエ(ソ・チャングム役)

賢くて美しく、積極的な性格のチャングムは、数多くの逆境にも強靭な意志で生き抜く女性。10歳で入宮し、宮廷料理人として厳しい修行に耐えながら努力を重ね、次第に認められて行く。しかしそんな彼女を妬む一味の策略によって宮を追い出されたチャングムは、その時代最も下の階級に落とされ済州に行くことになる。ここでチャングムは医学を学び再び入宮。今度は最高の医者となり、朝鮮史上初めての王の女主治医になる。
彼女の名声は、名前の前に「 大」の字を付けて「大長今」という名前で呼ばれることになる。

• チ・ジニ(ミン・チョンホ役)

内禁衛という地位の武官であるチョンホは、文武両道に秀でた人物。チャングムと出会い、彼女を襲う様々な困難に共に立ち向かい力になるうちに、彼女の聡明さと学問への情熱に次第に惹かれるようになる。秀麗な容貌に学問が深い、しかし早めに妻をなくした。
宮中で知り合ったチャングムと近付くながら、チャングムを見守ってくれる。

• ホン・リナ (チェ・グミョン役)

チャングムと共に入宮し、厨房で共に修行を行う。野心満々で出世欲も強い、チョンホを幼い頃から片思いしており、チャングムを常にライバル視している。

• イム・ホ(チュンジョン役)

朝鮮第11代王。温和ながらも優柔不断な性格の持ち主。

貞顯王后の息子で延山郡が廃位されながら候補に登る。
健気なチャングムの努力と類まれなる実力を認めるが、次第に彼女を主治医じゃなくて女として愛し始めるようになる。

• ヤン・ミギョン(ハン・サングン役

厨房の料理人たちに料理を教える師匠として、卓越した料理の腕を持った女性。厳しくはあるけど温かい人柄を持っている、チャングムの母親代わりであるハン・サングンはチャングムを実の娘のようにかわいがる。 時に優しく、時には厳しくチャングムを見守ってくれるがチェサングの計略にかかて死ぬ。

• キョン・ミリ(チェ・サングン役)
裕福なチェ・パンソルの妹であり、クミョンの姑母であるチェサングンは料理の達人で出世欲の強い女性。傲慢でプライドが強く、チャングムに数々の試練を強いる人物である。料理にとっては、自分が最高だと思う。
 主なロケ地• 華城行宮

チャングムが幼い頃、宮に入って修行に励む姿や、料理大会をするシーンが撮影された所。行宮とは、戦乱、休養、陵園参拝などで王が地方に出向いた際の臨時の滞在場所として別途に建てられた宮のことである。水原の行宮は、韓国の行宮の中で最も規模が大きく、美しい宮として知られている。

• 韓国民俗村

第54話でチャングムとチョンホが女の子を授かり家族となった姿や、51話でチャングムが天然痘患者の世話をする場面が撮影された所。京畿道の龍仁に位置している。韓国の伝統的な建物と資料を昔のままに再現して展示している韓国最大の野外民俗博物館。「大長今」「一枝梅(イルジメ)」「王の男」など韓国時代劇の定番の撮影場になっている。

• 昌徳宮

中宗がチャングムと話をしながら歩くシーンなどが撮影された所。昌徳宮は朝鮮王朝第3代太宗5年(1405)に慶福宮の離宮として建てられた宮殿で1610年光海君の時代に正宮として使われるようになってから1868年に高宗が慶福宮を再建するまでの270年間、歴代の王が政治を司る法宮であった。
1997年12月にはユネスコ世界文化遺産に登録管理されている。

• 大長今テーマパーク

京畿道(キョンギド)の楊州(ヤンジュ)に位置している所として、2,000坪の土地に200間(けん)の規模で建てられた大セット場。
『チャングムの誓い』だけでなく、「ホジュン」、「英雄時代」、「商道」などの人気の時代ドラマがたくさん撮影された所である。施設物には、宮殿の門、大殿(テジョン、王の住む宮殿)、 大殿行脚と遊び場、退膳間(テソンガン、配膳を行う台所)獄舎(オクサ、罪人を監禁する所)、あずまや、 客舎、司オン院(サオンウォン、宮中の食材を取り扱う官庁)長今の台所 、水刺間(スラッカン、王の食事を調理する所)、醤庫、大妃殿、など23個の施設で備えてある。

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